CAの必需品の１つにアルミホイルがあるというお話。
私のなついていた外資系時代の先輩のバッグに、必ず入っていたんですね。
機内、なかでもFクラスなどは大量にものが余ります。
たとえば、１切れだけカットした、大きなチーズの塊なども、基本は廃棄になってしまいます。
先輩は、「もったいない！」と、ささっとホイルに包んでフライトの最後に食べるために保存！
主婦らしいな、かしこ！と思っていたのですが、それなら普通の女性です。
日系に限らず外資系でも、客席の読書灯などが壊れている！！ということはありえません。
お客様のご搭乗前に、すべての読書灯や、エマージェンシー誘導用ライト、他機内のライトをオンして（圧巻です！！）、各列のライトが確実にオンしているか、CAが確認するんですね。とはいえ、
わたしのいた外資系では、
「ライト、１つ消えてます！」
「エマージェンシーライト？」
「いえ、読書灯です。客席の」
「今日満席じゃないよね？」
「ええ、まあ」
「じゃ、いいでしょ、席変わってもらえば！じゃあボーディング開始！」
ってな感じで、めちゃアバウト。
そのフォローは全部CAの役目なんですね。
ライトがつかないのもなんですが、消えないのも問題で、寝ようとなさっているお客様の顔に、読書灯が
こうこうと照り続けるのも微妙・・・。
その際に「役立つのがアルミホイルなのです。
「消えません！！読書灯！お客様カンカンです」
「了解、今行くね！」
アルミホイルをベリベリっと破り、読書灯を見事カバー。
まったく灯りはもれません。紙は、万が一の発火などに備え、電気製品周辺で使えないので、
アルミホイルはバッチリなアイテムなのです。
ホイルがないときは、ホットミールのふたもアルミでできているから、きれいに洗って使えるよ！
機内では、あるものすべてを動員して、トラブル回避をするのも、CAの仕事なのです。
現役CAさんで、うちはこんなのが必需品ですよ！というのがあれば、教えてくださいね！！
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