私は日系と外資系で13年間CAとしてフライトしていました。
どっちが楽しかったですか?
と、よく受験生のみなさんから聞かれます。
一長一短。
というのが本音ですが、やはり日系と外資系で、仕事の進め方などは大きく異なりますし、求められる素養も違う感じます。
外資系はお国柄なども仕事の流れに大きく影響しますしね。
たとえば、300名満席のフライトに、お客様のスリッパ290足が搭載されていたとしたら、CAであるみなさんはどんな反応をしますか?
ありえない!10足も足りない。論外。さっさと搭載してください。お客様の数より少ないスリッパってどうよ!搭載担当のみなさんしっかりしてください。
と、テンパり120パーセントでしょうか。たしかに、ごもっともそのとおりです。
堂々と、会社にこの失態を訴えて、もしもに備え310足の搭載が完了するようお願いすれば、CAとして完璧、よっ、やるね~大統領!(←死語か・・・)
という感じです。でもそれは、日系でのお話です。
もちろん外資系でもちゃんと310足を載せるような感性を持つエアラインも多くありますが、そうでないエアラインもたくさん、いえ、日系ほどキチキチしていないエアラインのほうが多いでしょう。
スリッパの話は、単なる比喩にすぎないことは賢明なみなさんなら気付かれていると思いますが、
外資系では、「とにかく290足しかないから、290足で、300名のお客様を満足させる術を考えなければならない。スリッパの追加はない!」といったようなシーンに、日本人乗務員がかりだされることがよくあります。
これは実際にわたしが体験したことでもあるのですが、外国人チーフは落ち着き払って言いました。
くるみ、どしたの、どしたの?そんなに焦って!キャンセルする人もいるし、10足くらいどうにかなるわよ~。履かないで、シートポケットに入れたまま放置な方も出るし、そんな中から10足うまくみつくろうのがあなたの仕事でしょ!
日本で追加搭載すると、経費がかさむのよ。そんなリクエストは私の便からは出せません!
まぢで?このおばちゃん!
と、キレたものでした。
でも、たしかに「いらない」おっしゃるお客様とか、必死でキャンセルを探していると、「あ!私、こういうスリッパ嫌いだからお返しします」と声をかけてくださる、神様的お客様と出会えることは多かった。
ほ~ら~!うまくいったでしょ。日本人はカチカチで嫌になっちゃうわ。
と言われ、ムカついたくるみでした
でもムカついたのは、私の世界観(スリッパですけど)が狭かったからなんですね。
そんなこんなで色々な違いが日系と外資系にあるのですが、主に、
①食事サービス②ブリーフィング③お客様への言葉がけやグルーミング
について、違いをまとめてみようかと思います。
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