先日のつづき。
受験生さんからのメールについて、考えていました。
http://ameblo.jp/airdream-monarch/entry-10771952452.html
試験が活発化してくると、ほんの少しの大喜びの合格者さんが誕生し、たくさんの涙な受験生さんが生まれます。
なんとも理不尽です。
なんといっても、普通の検定試験など、評価基準がきっちりあるものなら納得もいきますけど、
エアライン試験は、かなり基準もあいまいですしね。
結果のみを見れば、たしかにこの相談者さんは、今回とても辛い思いをなさっているでしょう。
試験はどのステージで不合格となったとしても辛いものですが、最終試験でのそれはかなりの凹み度合いとなるようです。
期待度と凹み度は比例します。
最終試験といえば、期待度MAXですもんね。
試験結果のみならず、必要以上に落ち込んでしまったり、舞い上がってしまう人のクセがあります。
それは、「結果」のみを見てしまうこと。
私もそういった傾向があるのでよくわかります。
物事は、結果のみで判断すると、とてつもなく、ややこしくなります。
たとえば、この受験生さんのように、
「縁がなかった・・。私はだめなんだ!」ととらえれば、最終試験までの通過プロセスでの彼女の魅力や努力は
まったく無駄という発想になり、悲観的な考えになりすぎますよね。
逆に、「今回は面接官との相性が悪かっただけ!私の魅力をわからないなんて!ひどい!」と、楽観的に
結果のみをとらえるのも、進歩ができなくなります。
物事は、結果+原因で、かならずセットメニューで捉える。
と私は、心にとめています。
たとえば今回のケースで、原因にフォーカスすれば・・・
シンガポール航空の最終試験に縁がなかった→原因があるはず→
①最終試験ではじめて、じっくりその人の背景や会話力が問われる。それまでは、第一印象選考のよう。
少なくとも、今回は、この面では私はOKだったのね。(まあこの基準自体もあいまいですけどね・・笑)
②最終で初めて、いろいろ個人的なことを聞かれたな。あまり楽しそうに面接官は聞いて下さらなかった。
楽しくお話しできなかったかも。
③そういえば合格者さんは、新卒の方もおおいらしい。既卒の私はなかなかの難関だった背景もあるかも。
などと、色々と肯定すべき点、改善点も出てきますよね。
人は全て、その人にフィットした場所を探し続けてている存在です。
その場所を探し続けることそのものが、人生だとも言えるのでしょう。
まさに、エアライン試験もそうで、あるエアラインで抜群な結果をあげる人が、他社では書類落ちなんてことが
たくさんあります。
私などは、JAS試験を皮切りに日系エアラインの試験を受け始めましたが、JASの試験でまったくひっかからず、
その時はほんとにショックでした。結果だけを見ていましたから。
でも、原因を考えれば、やっぱり本命は国際線をバリバリ飛べるエアラインだったことと、語学力なんかもウリだったので、JASの面接官のみなさんには、そのことが見透かされていて、不合格に至ったのだと今ならわかります。
いまでは、JALに縁があったことに感謝していますから、JASの結果は私にとってベストだったのです。
ぐだぐだ書きましたけど、とにかく、結果のみを見つめすぎないでほしいのです。
合格と不合格の間には、とてつもないグラデーションが存在している。
黒星から白星に一気に近づくことだけを考えず、ダークグレー、グレー、シルバーグレー、オフホワイト・・・
といった感じで、一歩一歩距離を詰めていきましょう。
わたしはたくさんの生徒さんのグラデーションを今まで見てきて、人は少しづつ白に近づいていけるのだと
実感しています。
急加速な方がいたり、減速、後退する人だっています。人それぞれがもつリズムが違うように、
結果に至るまでのプロセスは様々なのです。それもみなさんの個性です。
わたしも、じっくり、地味に、コツコツと成長することを目標にしているひとりです。
たまには休憩しながら、ゆっくりと歩んでいきたいね。
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