CAさんの、声。
スキルで評価される専門職だとおもったけれど、そうでもなかった。
と、書くと、ネガな感じがするでしょうか?
客室乗務員の仕事は、保安要員としての業務を除いて考えると、サービスがほぼ全てと言った感じです。
サービスというのはある意味、どの場所でも活用できるスキルでもありますが(生きる上でも役立つしね)
点数や結果になっては現れにくい。
AさんとBさんのサービススキルの高低を正確に測ることは難しい。なにせ相手が人間なので、正解は刻一刻と変わるわけです。
たとえばパソコンの能力等のように汎用性が高く、評価しやすいスキルが身につくわけではありません。
じゃあ、CAの評価ってどういうふうについているの?
と感じられるかも。
そこが難しいところなのですが、上司であるチーフや先輩からみて
「なかなやるね」と思われるか?
「う~ん微妙・・」と思われるかが結構大きな決め手となります。
わたし、などは、サービススキルに自信ナシな感じだったので(いまだに・・・)、ありがたかった。
自信なしだからこそ、いつも教えてくだされ~
という姿勢でいられたからです。
サービス技量(お食事のお世話など色々あります)が高くても、
先輩が「う~ん微妙・・」といった思いを、そのCAに持っている場合、評価も影響を受けたりする。
これは一般社会、男性社会でもありがちですが、特にCAの場合、
先輩方といい関係を築けるか否か?
が、ひとつの重要なスキルとみなされるのです。
人間力=スキル
という方程式があるのかもしれません。CAはお客様だけとうまく接していればいいというわけではなく、
先輩のみなさんと上手に関係を築けるかどうかが、楽しく業界でフライトできるかのキメ手になります。
機内は常にチームワークで仕事をしていくので、仲間、先輩とうまくやれないと、結局はお客様にも影響が及ぶからです。
まずは、先輩に、(おぬし、なかなかやるわね)と言わせ、そのあとに、自身のサービススキルを
ファーストなどで生かす、先輩を押さえた上で、自由にやらせていただくチャンスを頂くことがツボなわけです。
専門的なスキルがつくというよりは、人間関係を上手に回す力が身につくと言えるのかもしれません。
くるみのツイッターhttp://twitter.com/TakahashiKurumi (エアラインについてつぶやいています)