取材、講座のお問い合わせ
オフィスくるみの勉強会はこちらをクリック!(6月講座アップ)
プロフィールはこちら➡高橋くるみの自己紹介は、こちら☆
さてさて、採用試験中断模様なので、本日は機内の話などをしてみたい。
先日、様々なエアライン出身の元・現役CAとおしゃべりする機会があった。
受験生のみなさんに、00エアラインの社風ってどんな感じですか?
00エアラインの雰囲気って?
という質問をよく受けます。
エアラインによってそこに流れる空気は様々で、なかなかひとことでは言い表せない。
実際に働いたことのある人にしかわからないだけでなく、その人の解釈の基準も様々ですし・・。
仕事への取り組み方で見極めることは難しいですが、ちょっとしたサブ業務にその会社のカラーがあらわれることがある。
特に顕著なのは、デットヘッドの違い。お客様と同様、業務中に飛行機に搭乗しながら移動することですね。
そんなことを感じていたので、書いてみたい。いろんなエアラインのCAさんとのやりとりを再現してみました。
私はデッドヘッドは苦手だな~。だって、いろいろと気を遣うから。
なんで~?あれは仕事中ではあるけれど一乗客なわけだから楽じゃない。
うちの会社もいろいろあるな~。まずはチケット・・・。席の配置は重要だよね。
そうそう。通路側とか窓側とか、いい席のチケットを持っちゃったら大変だよね。
言えてる~。先輩から順番に、社番(社員番号)を確認しながら慎重に先輩に配らないとね。
ってことは、配り役の後輩は余り席になるってこと?
あたりまえじゃない。だいたい大先輩に挟まれた真ん中の席になるんだよね~キンチョー・・・。新人さんは。
リクライニングなんて、まずできないよね~。
ええ?先輩はOKでしょ。新人はさすがになんか態度大きいから厳しそうだけど・・。
なんなの?うちなんて、毛布かぶって、リクライニングして、雑誌読んで爆睡だよ。席も会社がランダムに指定するし・・。時々お客様の席より、この席っていいんじゃない?ってこともあったりして
うちは先輩後輩かかわりなく、お客様の前で座席を倒すって、禁じられてるよ。
オーディオも聞いちゃいけないしね。お客様から見てどうか?と考えれば当然かな~。
なるほどね。うちはオーディオはOKだな~。軽く何かを食べたりってのはやっぱりNG?私はけっこう先輩によっては
パクパク食べてたけどね~。
あたりまえじゃない。機内で、仕事に関する資料なんかも出すのは禁止だし。
厳しいね~。私の会社では、デッドヘッドしたクルーに旅客として、サービスや機内備品に対して何か
不都合はなかったか正確なレポートを出すためにできるだけお客様と同じように、くつろいで移動しなさい。
って言われるからね~。
ってことは服装も自由なわけ?
特に規定はないかな~。お客様の目線でサービスを観察するというのがデッドヘッドでの大きな仕事になっているから。
いずれのエアラインでもある、デッドヘッド(移動のために客席にCAが乗り込むこと)ひとつにしても、
会社によってこれだけの違いがあります。
いずれのエアラインも、
お客様目線を意識したふるまい・・
を求められるのは共通していますが、こんなところにも各社の個性や社風がにじみ出ているのでした。
機内でいろいろサービスを観察なさる方も多いでしょう。
当便担当のCAさんだけでなく、座席に多く埋もれているデッドヘッドクルーに注目してみるのも
面白いですよ。こういったところから社風を感じ取り、面接に活かすことも有効ですからね。