シンガポール航空関連は、まだまだ続きます。

スーツについての、たくさんのコメント、ありがとうございます。


まだ、続編ありです!



で、今日は、フライトエピソード。



もっとも、怖かった、フライト

あれは、96年、夏。


めちゃめちゃ、大きい台風が、関東にやってきた。


なんでも、この大きさは、相当なものだったらしく


羽田空港が、閉鎖されてしまった。


当日、空港スタンバイ(急な、フライトに、備え、空港で、しゃべって待っている)。


スタンバイって、あんまり入らないから、


英語のテープを聴いてるふり(ちゃんと、自習用ブースがあった)をしつつ、


FMラジオを聴いていた、くるみ。


バチが、あたった

マネージャーが、スタンバイルームにやってきた。


誰か、呼ばれるな!

と、自分以外の人を、気の毒に思うわたし。



マ  くるみ君。福岡行ってきて。

く  え~!!あの~、空港しまっちゃったんですよね。

スタンバイルームは、滑走路に面していて、ガラス張り。


シップもすくなくて、ひっそりしているのに。


マ  しまってるけど、飛ばすの。クルーと、コックピットだけの

   フェリー便。

   お客様は、乗せられないけど、乗務員だけのシップは、出せるんだ。

   さあさあ、荷物まとめてきて!!

   

がび~ん!


お客様は、台風で危険だから、飛行機に乗せられないって言うのに、


あたしたちは、いいわけ~、あたしにも、家族がいるのよ~!



とかなんとか、一緒にかりだされた後輩と、いいながら、シップ直行。


ゲート前には、くるみ同様、なにかの、バチにあたったのであろう、。

札幌から、戻ってきて、そのまま、福岡に

護送される、気の毒なCA13人と、仙台帰りの13人、コックピットクルーが、

集まっていた。



台風って、かならず消えていくものだし、

こうやって、台風の方角と、逆行して、クルーを送り込まないと、

次の便が、迅速に出せない。ドメスの、スケジュールは、タイトだし。



そして、乗客28人。(すべて、CA)

コックピット4人だけの、ジャンボが飛び立とうとしている。



お客様がいらっしゃらないのに、なんでか、みんな制服ってのが笑える。


アナウンスとか、やってみちゃおっか~!!

などと、バチがあったっていても、なんだか明るい、チーフ。


お弁当が、のってきて、旅行気分。


そうこうしているうちに、キャプテンから、アナウンスがはいった。



キ  みんな~、そろそろ、出るよ!食事、はやめにとってね。

   途中で、食べられなくなるから

   ベルト、しめた~?じゃあ、行くね~!

とっても、気さくで明るいアナウンス。

お弁当を、かきこむ、CAたち。(絶対、食べる。肉まんを買って、持ち込んでいたものもいた。

                    さすが!)



そして、福岡にむけての、



絶叫、フライトは、始まった。

あすに、つづく。



☆時事問題(プロフィール欄)解答☆

肝臓