羽田の、オペセン(オフィス)に着いた。



まずは、同期3人とほっと、ひといき。


だいたい、3人ずつ位に分かれて、バリバリフライト(その①参照)に

投げ込まれる。


G子(試験の時に、ぐるぐる一緒に回った子、体験談参照)は、

現在、教官職をやってって、

制服のモデルにもなってる、キッレ~な子、


S子(銀座和光のインフォメをやってた)は、

なかなかの、ヤリテで、「わたしは、玉の輿に乗るわよ、だから、スッチーになったのよ」

と、言い切ってた、面白い子(乗りました)


2人は、24歳で、おねえさん。


とくに、何事も無く、スムーズに、スーパー(今の、クラスJ)と、前の仕事を終えていた。


わたしは、コーヒーを撒き散らしたので、きっと、奈美悦子からの


辛口コメントアンドお説教が、リポートにぎっしり書かれているなと、

覚悟していた。


紙を持った、インストラクター登場。



イ くるみさんから。あなた、とっても、評価良かったわよ。


く  え~、なんでですか?あの~、コーヒーこぼしたんです、ギャレー中に(^^;

イ  聞いてるわよ。でも、


   パニックの後も、私達を怖がらず、積極的に話しかけていたから、

   素直でよかった。

   ちゃんと、先輩についていく姿勢が、好ましかった。

  って、書いてるわ。


   評価の基準はね、技量じゃないのよ。(よかった、よかった)

   素直に、新人らしく、先輩と協力してやってける能力が、

   訓練で、ついているかを、見ているのよ。

   見えないものを、提供するのが、私達のしごと。

   だから、基準も、こころの部分に重点がおかれるのよ。

なるほど、と思った。


技量は、わたしは最悪だったけど、持ち前の、度胸で

先輩の胸に飛び込めたのが、よかったらしい。


このあたり、外資とは、多少、基準が違うなと、両方で勤務してみて、感じている。


なんか、面接における、基準とおなじ。



訓練乗務に引っかかる子は、ほとんどが、

先輩との関係に、不器用な子(おもしろいんだけどね、こういう子って)

だった。


はっきり言って、CAのしごとって、だれでも、できる、慣れれば。

ただ、適性=従順さ。

を、試験のときも、訓練のときも、もてるかが、キーになる。


実際、ラインアウト(ひとり立ち)しても、


先輩と、仲間となかよくやれることが、すべて。(仲たがいすれば、スキルがついても、だれも相手にしてくれない)


日系エアラインでは、とくにこのことが、大切。



わたしは、つくづく、日本人社会を、Jで学べてよかったと、感謝している。



初フライトストーリー、終わり。



★時事問題(プロフィール欄)解答★

三島由紀夫