記憶には短期と長期が有る。記憶は脳の海馬という器官に記憶され、睡眠中に整理され、不要なものは消去され必要なものは長期記憶に移される。
今朝起きる前に二つの夢を見ていた。
スッキリとした目覚めではなかった。
半覚醒状態で一つ目の夢を思い返して、次に、二つ目の夢のストーリーを辿りながら、一つ目の夢を忘れないようにと思った。
その時、一つ目の夢の断片が木の板と一緒に脳裏に浮かんだ。
一つ目の夢を忘れないように、もう一度思い出そうとしたが、夢の断片と木の板らしきイメージはスーッと薄くなり、透明になって消えてしまった。
急いで一つ目の夢を思い起こそうとしたが何も思い出せなくなった。
海馬が短期記憶された一つ目の夢を消去する瞬間に立ち会うという貴重な体験だったと思う。
朝飯を食べた後には、二つ目の夢も消えていたが、何時消去されたかはわからない。
木の板は夢に出てきていない。木の板に見えたものは、実は木の箱で記憶の入れ物を象徴していたのかもしれない。