昨今に限らず日本とは全く違うリアクションの帰ってくるこの環境はもしかしたら運命、それも全てが私の為のステージの様な気がして来た。

相場でトレーダーとして生き残るには常識に期待する人間には難しいはずだ、ならば日本社会でも、言ってしまえばここフランスでも何処でも金融/テロなどのブラックリストにさえ乗らなければ人生はどうにでもなると云う結論に辿り着いた。

以前あの他連隊に比べて強健な肉体に収まる比較的健全な空挺隊員の知人と噂話を肴に話していて気がついた事、それはそれぞれ個々の視点からの主観的な価値観と宇宙大自然に対する個人的見解で他人を語っていたと云う現象。

私も自分で語ってきた事を反芻すると恥ずかしいくらいそういう供述が多かった。

今も大して変わらないにしてもそういう時の自分は認識できる、昨夜のパウエルおじさんトークショーは全く面白くなくて、でもガッカリもしなかった。

別に相場が踊ろうがひっくり返ろうが私は相場に飛び込んで破産するか成功するかするまで、いや、業界の先輩が云うには、

「　お前は生きている限りやめられない　」

のだそうだ、そして否定する理由が見当たらない、そして先日のバカ共をバカ共と呼ぶのも変な気がして来た。

気持ち悪い虫は自然界の何処かに必ずいる、ゴミ箱かもしれんし伸び放題の庭先かもしれんし便所かもしれん、だがいるものはいるし向こうからすればこちらがキモくて仕方がないかもしれない。

要するに我々には出会う全ての事象や人物に選択肢などない。

相場の海がタオならば私が暮らす世界がタオじゃないはずがない、この世にはアホタレから天才まで、美男美女からその対極まで揃わないと人類は存続できないのだ。

そこの何億のバリエーションの中で、アイツが気に入らない、だとか実に下らない話しで、その行動言動が如何にトリッキーでイラついたとしても相場の無数のパターンのプライスアクション、値動きと運命を共にすると決めた者達の世界観としては実にプアだ。

と誰もいない要塞の一角て薄暮の明け方に一人でトリコロールをチンタラ掲揚しながら思い至ったのだった。

( 決して放火はしてません)

このまま行こう、死ぬまで一人で行こう。

この世は何でもアリなのだ、眼前で起こる現象の全てに対するコメントに、

「　まさか‼️ 」

とか

「　あり得ない　」

を吐く奴は多分トレーダーとしてもボディガードとしても恐らく生きてはいけないのだ。

『 カオス耐性 』