今も部屋を満たす音

朝でも夜でも
雨でも晴れでも
オチててもアガってても
どんな時でも自然と入ってくる音
Caravanというアーティストがいます
音だけじゃなく
言葉、音楽の創り方、そこに込められてる想い、写真、
そして
去年の震災以降、彼が発信してきたメッセージに心から共感します
「黄金の道 soundtracks」 Trailer
ここ数年、旅に恵まれていた。
ツアーやアルバム制作が終わる度に、放出したエネルギーを再び充電させるように旅に出た。
そこで出会った人達、風景や、感じた感情は、再び僕を走らせてくれる動力となった。
世界はバラバラなようで少しずつ繋がりあい、
一つの大きな生命体となってリズムを刻んでいる。
旅に出るたびに、そんな事を確認できた。
2011年3月11日、日本では大きな地震が起きた。
その時 スペインのバスクに居た僕は、ニュースを聞き放心した。
多くの命が失われ、大切な場所や故郷を失った人達の事を知り、
胸の奥の方に今まで感じた事のない痛みを覚えた。
町行く人達は、外国人である僕に励ましの言葉をくれた。
「日本の為に祈るから、みんな一人じゃないと伝えてくれ」
国境や人種や距離を越え、同じ星に暮らすイキモノとしてのシンプルな愛情に涙が溢れた。
あれから7ヶ月。
不思議なスピードで時は流れて行った。
ある部分はとても早く、またある部分はとても遅く。
今まで以上に強く感じている事が一つある。
それは想像することの大切さ。
人を想い、自然を想い、未来を想う事で、
何事も複雑にしがちなヒトという動物はシンプルになれる。
今回のアルバムは「映画のサウンドトラック」のようなアルバムにしようと考えた。
誰かに良く似た主人公が現れるロードムービー。
そんな想像力に溢れた、架空の映画のサウンドトラックを創ろうと。
各曲に撮って来た写真を添えて、いつも以上にこだわり抜いて創ったCDのパッケージも、
旅先から届く絵はがきの様に、手に取って楽しんでもらえたら嬉しいです。
このアルバムを、旅で出会った全ての人達へ。
そして深く傷つき、それでも未来を想像する愛すべき人達へ捧げたい。
Keep calm and carry on...
それぞれの黄金の道を彩る、サウンドトラックになれたら嬉しいです。
Making of The Sound on Ground
昨年末、7年間 所属していたレコード会社を辞めました。
濃密で幸福な、本当に意味深い時を過ごさせてもらったのですが、
同時に、もっと大地に足の付いた自分らしい方法、
より自分のライフスタイルや、価値観に近い方法が何処かにあるのではないか?
と、ずっと模索していたのです。
特に去年の震災以降、目に見えない心のスイッチが入ったように、
漠然としていた想いは確信に変わって行きました。
たとえ困難でも自分の進むべき道は、自分の手で敷いて行きたいと強く思う様になったのです。
そこで、まず茅ヶ崎に音楽工房作りを始めました。
手作りの音楽を、何かに頼らずに制作し続ける為に小さなスタジオを創ったのです。
そこで制作した初めての作品が去年リリースした「黄金の道 Soundtracks」というアルバムでした。
そして2012年。
今、鳴らしてみたい自分の一番近くにある音を、余計なフィルターを通さずにダイレクトに作品にして、
ゆっくりでも確実に、自分の手で届けて行きたいと考え、
「Slow Flow Music」という小さなレーベルを立ち上げることにしました。
今まで僕が浴びるように聴いてきた、時空を超えて手元に届く愛すべき音楽達のように、
流行や時の流れとは別の、運命の様な大いなる流れにゆっくり漂うように響く、
ささやかで、力強い音楽を創って行きたいと思うのです。
Trippin' Life