先日、ネパール人の英語の先生と話してきました。
日本にいるとなかなかイメージできませんが、
ネパールには、様々な言語を母国語とした人たちがいるそうです。
しかしそれだと、コミュニケーションができないので、
国の共通語として、多くの人が第二言語として、ネパール語を身につけるのだそうです。
つまり、リンガフランカと呼ばれるものです。
しかし最近は、ネパールのリンガフランカは、英語になっているそうです。
つまり、ネパールの多くの人がネパール国内でコミュニケーションを取るために、
第二言語として英語を身につけるのだそうです。
そして、第三言語としてネパール語をやるかどうかは、みんな次第だそうです。
こう聞くと、ネパールは異常な状況のような感じがしますが、
日本人には身近な中国も、同じような環境です。
中国には56民族いて、一番人口が多い漢民族の中でも、
かれらは"方言"と呼んでいる上海語、広東語その他多数は、
全く意思疎通ができないので、日本人の感覚だと、別言語です。
だから多くの人は、中国国内でコミュニケーションを取るために、第二言語として中国語(普通话)を身につけます。
つまり中国語が中国のリンガフランカです。
うちの妻は中国の南通(ヌンタン)という所出身ですが、
南通語(南通话)が母語なので、第二言語として中国語を身につけた中国人(漢民族)です。
そういう環境で育った人は、どうも語学のセンスが違うというか、母語以外の言語を話すことに抵抗が無いようで、
南通語、中国語の他に、日本語、そしてまがりなりにも英語と上海語の計5言語でのコミュニケーションが可能です。
先ほど道で外国人に道を聞かれた時も、それほど得意ではない英語で普通に道案内したそうです。
得意ではない言語でも、とにかくよくしゃべります!
一方、うちの義父は南通の外に出ることがないので、中国人(漢民族)だけど中国語を話せません。
中国語を話せない中国人は珍しくありません。
僕は南通語を数単語しか知らず、義父は日本語を1単語も知らないので、僕と義父との間の会話は、超限られてます。(汗)
こういう環境だと、僕にとって南通語は必須になってきますよね。。。
でも日本人の僕は、頑張ってしゃべってみても通じないとそこでめげてしまって、南通語を話すのが嫌になってしまうのです。。。
しかしネパールや中国はそのような状況なので、多くの人にとって第二言語の習得は必須になってます。
そのような人たちから見ると、日本では英語を小学校から取り入れたにも関わらず、
英語をテストのためにしか勉強してなくて、
英語をコミュニケーションツールにしようというモチベーションが低すぎて、
やれやれだという感じらしいです。
そのネパールの先生は、日本の英語教育を変えたいと言ってます。
とは言っても、日本で育った身としては、日本では日本語で通じますし、
テストのためだけに英語をやらされるので、
コミュニケーションツールとして英語を学ぶモチベーションが上がらないのも、
仕方ないですよね。言語環境のせいです!(笑)
そこでまず、モチベーションを上げるための、おすすめの動画はこちらです。
こういう、明るい先生は良いですね!
※おまけ
全く関係ありませんが、ネパールといえば、僕が好きなYouTuberは、ねぱーるさんというテニスユーチューバーです。この人も英語がうまいです。