不登校から教師になった愛羅です。

今回は
夢を追う為に孤独と戦う必要もある
という話です。


短大の場合、2年生で教育実習や介護等の実習に行かないと教員免許がとれないため、1年で座学の科目を全て取得しなければいけません。

最初は7人いた教職履修者ですが、バイトに専念したいからと辞めた人、単位がとれなかった人など、どんどん減り始めてきました。


その後、教育実習先を自分で探さなければならないのですが、
基本は母校の中学校に実習生として受け入れてもらえるか問い合わせることになっています。

私は母校の校舎は残っているものの、隣の中学と合併して学校名は変わっていましたが、快く受け入れてもらえました。
自分があんなに嫌いだった母校に教育実習に行くのか…正直やだなぁ~と思っていましたショック

心友のMは単位は取れていましたが、
短大生は本気で教師になるつもりがないだろうと勝手に決めつけられ受入拒否されてしまいました。
しかも、教育実習を受け入れて欲しいなら校庭の草むしりをやりなさいと言われて、夏休みにやりに行ったのにも関わらずの騙し討ち状態でした。
家政科の教授が他の受け入れ先を探すと言ってくれたのですが、Mは心が折れて教職を諦めて辞めてしまいました。

私は迷いました。
今までの私なら友達が一緒じゃないなら自分も辞めてしまっただろうなと。
でも、せっかくここまで頑張ってきたし
なにより自分で教職をやると決めた。

自分で決めたんだからダメになるまで諦めずにやろう!と決心しました。

これは私の中では大きな成長だと自負しています。
あんなに学校が嫌いで不登校だった私が、教師を目指して邁進しているのですから。


結局、2年生まで教職を続けられたのは私を含め3人でした。
ほかの2人とは仲良くなっていたので教職の授業自体は寂しくありませんでした。


そして自分で決めたことは最後までやろう!という精神は他の美術実習でも発揮されました。
中には私含めて2人だけの授業もあり、あまり仲が良くない人だと気疲れするので
結局1人でお昼を食べることも少なくなかったです。
普段は友達とわいわいお昼を食べているのに、
昔の私なら学校で独りでご飯なんて耐えられなかったなとしみじみ思いました。

さらに2年生になると選択授業が増えるので、組み合わせによっては学校に来ない曜日ができる人もいました。
私の仲良しメンバーも私以外は学校に来ない日があったので、週に何回か朝から帰りまでずっと独りぼっちで本当は寂しかったです。
でも、あの頃の私はかつてない程、強く燃えていました。

それは母への感謝の気持ちです。
小中不登校で高校進学を反対した母を説得し、短大まで進学させてもらいました。
母子家庭でありながら高い学費も支払ってくれて
「学業に専念するためにバイトはしなくて大丈夫」と言ってくれました。
その想いが私を突き動かしていました。

心ない同級生からは「愛羅は頭がいいから勉強しなくても大丈夫でいいね」と嫌味を言われたこともあります。
違う!私は私なりに努力してるんだよ!と言いたかったです。
卒業に必要な単位、選択した美術実習の単位、教職に必要な単位、すべて落とさないで取ることがどれだけ大変なのか分かってないからとはいえ悔しかったですおーっ!
でも、選んだのは自分。
自分に負けたくない!
そう初めて思ったのが18歳の時でした。




-努力する大変さと孤独との闘い-

私の場合、高尚な志から教員を目指したわけではないので偉そうなことは言えないのですが…

自分で決めたことを遂行すること。
それを続けるためには努力が必要で
それは想像以上に大変でした。
孤独との闘いでもあるからです。

心友Mが教職を辞めた時点で、昔の私なら流されて一緒に辞めていた可能性があります。

母が「自分の最大の敵は自分」
と言っていた通りでした。

独りに慣れていない私が、不登校だった私が
夢のために孤独と闘ったこと。
これは自分でも褒めてあげたいくらいですにやり


みなさんの中には独りで頑張ってる人もいるでしょう。
または、これから先いつか独りで闘わなければならないこともあるかもしれません。

でも、忘れないでほしいのが、
あなたを応援してくれてる人の存在です。

あなたの頑張りをみてくれてる人がいるかもしれない。
今後、その努力を認めてくれる人が現れるかもしれない。

「自分の最大の味方は自分」です。

たとえ目指していたものと違うところにたどり着いたとしても
あなたが悩む苦しみ、もがいて努力したことは決して無駄にはなりません。
あなたの誰にも取られない強みであり宝物です。

なにかを始める時は希望と不安でいっぱいになるでしょう。
でも、それは上手くいって欲しいと願うから不安になるのです。
上手くいって欲しいと願うのは当然のこと。
それを認識してるだけでも気持ちに余裕がでてきます。
まずは何でもいいから始めてみて、出来れば続けることが大切ですニコニコ

「努力は自分を裏切らない」と信じてみてくださいね。