人間が持ってるキャパシティは
１日に使えるエネルギーも、限りがある
そんな当たり前のことを当たり前すぎて
話題にさえのぼらないけれども
イラついてしまうっていうのはさ、
やすもうよ！のサイン。リラックス必要！ってね
生命エネルギーが点滅状態、ウルトラマンピンチ
そんな風にたくさん使った自分にねぎらいの時を
与えてあげるんだよ
誰にだって、負荷がかかり過ぎれば
ポキッ、とおれてしまうことだって起こり得る
もともと責任感強いタイプが役割への任責意識から
背負い過ぎた荷物を下ろせなくて苦しいのに
声をあげられなくなってしまうことがある
それが、人によっては調子良ければ一晩寝ることで
解消できるだろうけど
もともと、抑圧を自分に過剰に課して、ふだんから
重い荷物をたくさん背負い続けているような人は
つらいとか、苦しいとかの感覚さえもマヒさせて
あえて感じさせないよう鈍らせて生きてる
なぜって、それまでに感性鋭く生きてきたことで
尖った部分が突き刺さり、自分に立ち直れない程の
痛手を負う羽目にあってきたから
鈍らせて生きることで感覚をマヒすることが
かろうじてつらいと感じる世界を生き残る為の戦略
『私大変なんだよねー。』と打ち明ける人には
まだ、何とかなるキャパが残ってる
何も言えなくなってしまうくらいまでになると
どうしようもない程に回復が難しくなるそうだ
言えたなら良かったのに、、というけれども
言えなくなってしまうタイプだからこその事なんだ
言える人間はそんなになるまで抱え込まない
終わらないという絶望感、危機への恐怖感が
人の本能的な心のバランスを追い詰めてしまうんだ
それは、誰にも起こり得ること
暴動などで、人間が取り乱すさまは恐怖が支配する
思考がまさってしまった結果なんだろう
不安脳に取りつかれる状態に陥ると、
いつも不安要素を脳が探すようになっていく
だから常に不安で堪らなくて怯えてるんだ
そして不安から衝動買いしたり溜め込んだりする
《抱えることで安心したい》から
《思考することで不安を消したい》から
この行為がかえって不安を助長するんだけど
なかなか止められないから苦しみなんだよね
根底に《生命が欲する絶対的安心感》が少ないんだ
絶対的安心感を求めて生きてるからこそ
安心できそうなものに飛び付いたり、手に入れたり
人間が脅かされずに暮らすことって
不安を取り除いたり、解消したりなんだよね
だから、巷の消費生活にはそれを満たそうとする
たくさんの商品たちが提供されているんだ
《消費させるため》にね
世界、メディアがなぜ不安そうなニュースばかり
流すんだろう、、？消費に向かうからだよね
《備えなくちゃ！》《貯めなくちゃ！》《買おう！》
生まれれば死ぬのは100％なのに、保険加入して
先行き不透明だから安心できそうな手厚い保護を
期待して、何歳までにこれこれ、と計画立てる
思考が導きだす答えには限界があるんだ
感じたことが日常生活では抑圧されてしまう傾向
感覚が鈍くなると、自分の直感で生きることに
無頓着になってしまう
言われた通りのことを《こなす》だけになったり
先々を睨んで《死ぬまでの損得勘定》に走ったり
計算高く隙のない、無駄を是としない生き方を
しようと画策してしまう
人間を動かす原動力ってさ、感性だと思うんだ
この感性を鈍らせたり眠らせたりすると
大切な《味わう》感覚をマヒさせてしまう
人間を形どる人間らしさを失っていってしまう
それって、不自然な状態
それって、人間らしさを欠く状態
世の中がどんどん効率的な方を推進、推奨していく
その度に、心を揺らす大切な時間、感性が
すり減ってしまわないように
焦らされていたり、追い立てられた感覚が生じたなら
ホッとリラックスする必要性があるサイン
状態が良くない時って、食べ物のバランスも
良くなかったりするものなんだよね
食欲が異常になったり、落ちたりするのも
必要な栄養素、温かみあるものをエネルギーで
とれてないってこと
毎日のバランスを整えることの重要性なんて
習わないけどいちばん大切な在り方なんだよね
身体のバランス崩してはじめて気づいたりするけど
私たちは、効率よく無駄なく立派に働き詰める為に
生きてるんじゃない、感性の揺らぎを味わうことが
大切なんだ
無駄を是とする、無駄という概念こそ無駄だと
観念を変えていくって、忙しさに飲まれないように
心を調整していくには大切な在り方だと思うんだ