とても長い間、感情を抑えてきて
私は自分の気持ちや何がしたいのかさえ
見えなくなっていた
誰かの傀儡のような操り人形のような
人生をいつも無意識にしてきていた
存在がうすいって、写真でも消えそうな感じに写る
意思を持たない人間は、いつの間にか
無気力が当たり前になっていた
そうして、感情に蓋をした
揺らがないから、心は固くなっていく
大きな喜びもない。鎧で守る生き方。
でも、哀しみや虚しさを抱いていた
誰だって、わざわざキズなんてつきたくはないさ
自分が過去に、悲しい体験をしたなら
より深くて大きな感情の揺らぎを
やってみたかったんだ
それによって、自分がより深く広く
愛について理解して、心をふるわせて
いつの間にか、その体験をした自分が
知らず知らずに、他者の希望や癒やしになれる
この世界をもっとディープに味わいたいって望んだ
そう思えたのは、この頃ね
たくさんの人と会う度に、優しくステキな
魅力的な人が増えていく
それって、自分の世界観が
変わっていったから
悲しい気持ちから抜けていった先に
大きな喜びの感情も味わうことが
できたよ
できるだけ、悲しみや、苦しみなんて
避けたいって望んでいたけどね
それを越えた先には
柔らかくて温かい世界観があったんだ
ぎすぎすしていた、ティーンエイジの自分
周りを敵視して、ガードをとけないでいた２０代
うまくいかせたくて、空回りした３０代
疲れきって、擦りきれた４０代
頼りたくても頼れなかったな、、闘いポーズだった
ずっとね。
そして、自分というもの、周りを俯瞰して観て
自分の存在の何たるかを言葉にできないけど
わかりつつある５０代の今
できないことがむしろ多くなって、頼ることだらけ、
でも、世界はやわらかいんだ
わたしと会う人、笑顔がより優しくステキなんだ
嬉しそうに会話してくれるんだ
特に何もしようとしなくても。
そこに見えないけど、
とてもステキなエネルギーの循環を感じている
むしろ、何かをしなくちゃって思った頃よりも
みんなが自然で柔らかくて心地よい
それは自分が自然体でいるから。
ムリして笑わない、取り繕わない。事前に画策しない
ただ、居るだけで満足
究極の存在、でしょう、笑。
うぬぼれでもいい。
今の私には、何故か癒やす何かが、
その人のステキな優しさを引き出す何かがあるのかも
ステキなエネルギーの循環
もっともっとたくさん増やしていきたい
ステキを集めていきたい
世の中のニュースに振り回されないで
そんなの、観なくていいよ
だって、わざわざ嫌な内容のものばかり
流しているでしょう？
わたしたちはいつだって希望を忘れないから
太陽に向かうヒマワリみたいな存在だから
わたしたち、想いだそう
何者かにならないで、そのままでいて。
背伸びしないで、大丈夫。
ぎすぎすした世界にさようなら