抑えて生きてきた
感情
喜怒哀楽
人は、嬉しい、楽しいは
公の場でゆるされるけれど
赤ちゃんでさえ
家のそとにでると
泣くことを躊躇われる
赤ちゃんが泣きたくても
そこにまわりがゆるされる気がなければ
先回りして泣かせてはいけない、と
無理やり抑えてしまう
そうやってできあがるのは
本来の感情を出せなかった人間
いかりや、悲しみはなおさらに
表であらわすことをよしとされない
そんななかで、過ごしてきたのだ
だから、いかりがわいた自分のことさえ
ゆるさなければ
救いはない
そこまで溜め込んだ感情をやっと
解放できるときに、
そんな感情に振り回された!と
自分を責め立てては、あまりにも
いたたまれなくなった自分から
こころを閉じることを選ばれ
ますます破壊的な日常に身をおく
目の前にいる人、問題は
解放してくれる存在
例えそこにからだから
ふるえるような感情を
呼びおこされたとしても
その出来事をきっかけに
本来の自分らしい想いを
抑えない生きかたを
見せて教えてくれているんだ
反面教師の場合、とくに
抗えなかった過去の感情へ
気づいて離していく
そうしていかりやかなしみを
出すことを悪いことと
思ってきたことをやめていく
受け入れていく