祭り・・・開始です~。
なんだか久々に感想叫びたくなった1冊です。
椎崎夕さんの作品で、絵師さんは街子マドカさんです。
椎崎さん・・・佐々さん繋がりで1冊買ったきり満足しちゃってまたもや未読の山に埋もれていたのです。
んが、たまたま手にとったこの作品がドツボにくるとは!!!!
発掘&開拓せねばです~。
あらすじは、助けてamazonさ~ん!!!
訳あって中1から祖母と暮らしていた中里亨は、祖母を亡くし一人暮らしの大学生。
ある日、宅配バイトの配送先の家で悲鳴を聞き駆けつけたところを、帰宅した早見貴之に早見の祖母・春梅を襲ったと誤解される。
春梅の話から誤解も解け、亨は春梅に頼まれ家に通うことに。
次第に早見に惹かれ戸惑う亨は、思わず酷いことを言ってしまい…。
というものなんですねぇ。
このあらすじだけ見ると・・・我ながらなんで買ったんだかよくわかんないんですけど。(笑)
お年寄りを襲うって!!!!って思ったんですけど、実際には居空きと勘違いされたのです。
この亨がねぇ・・・また健気なんですよ!!!!!
義父や実母との確執、というかトラウマから他人と接することが苦手になっちゃって。
だから居空きと誤解されても自分じゃちゃんと話せなくて。
もちろん家族の側から見たら誤解するのも仕方がないことなのかもしてないけど・・・
勘違いされた上にトラウマの元でもある義父に面影が重なる早見さんは苦手だけど、早見さんの祖母春海さんの人柄には惹かれて少しずつ心を開いていく亨なのでした。
この早見さんとの関係もなんでしょうねぇ。
反発しあう2人が気が付けば~なのがまたよいのですvv
まぁ早見さんの場合は苦手・・・というか愛想がないだけだと思いますけど。
だから「害虫のように嫌わないでくれ」ときたもんだ!!!!!
ところがどっこい!!!!!
この義父が亨の下に現れたのです!!!!
帰る帰らないでもめてるところに早見さん登場。
早見さんが助けてくれたものの、義父と間にあったことを知られてしまうのです。(多分)
聞こえてたけど大人の対応として何も聞かなかったのか、それとも聞こえなかったのか・・・
その辺なにも早見さんがいわないのでなんともですけど、その後読み進めていくと大人の対応だったのかな~なカンジなんですね。
毎週水曜日は亨がバイトが休みなのでいつも、春海さんのおうちで3人でゴハンを食べる習慣になりました。
お風呂も借りたりとかしてたんだけど、たまたま間違って亨が脱衣所に出てきたところに速見さんと遭遇しちゃうのです。
その後突然早見さんの態度が硬化するのです。
水曜日は外食してから帰るようになり、目もあわせてくれなくなったのです。
切ない・・・切ないよ~。
しかも恋心を自覚してないのがまた切ない・・・
ただ早見さんが冷たいのが哀しくて寂しくて。
きっと義父との関係を話したのが気持ち悪がられたのかと必死に言い訳しに行くのです。
早見さんや春海さんと出会って変わり始めた亨はクビになた配送会社の先輩にアドバイスを受けたのです。
「もっとちゃんと話せ」と。
「言わないと何も伝わらない」のだと。
亨は決心して早見さんに伝えにいくのです。
なぜ自分を避けるのか・・・と。
義父とのことが原因ならばと、それは無理やりだったのだし自分は嫌だった。
男同士なんて!!!!!と言い募るのです。
だから自分は違うのだと・・・
ところがその早見も亨の嫌悪する「気色悪いし吐き気がするオカシイ」人種の1人だったのです。
もう平日の昼間と水曜日の夜以外うちには来ないでくれと宣言されてしまうのです。
二度と会いたくないといわれたも同然ですよねぇ。
その上追い討ちをかけるように義父の再登場、しかも義父と鉢合わせた春海さんが会談で突き飛ばされてお怪我をしてしまうのです!!!!!
実母に連絡しようにも携帯にも自宅の電話も出てrくれない上に不通になってしまうのです。
みんなの反対を押し切って春海さんが自宅に亨を引き取ることにしたものの、また義父は亨に付きまとうのです。
早く決着をつけねば・・・と亨は決心するのです。
ああ大人しく感想だけ書くつもりが一杯内容書いちゃった・・
でもでもほんと亨が可哀想でねぇ
ちょこっとだけのつもりが気が付けば一気に読みきってしまいました。
最初の亨はすべてから自分を護るためにハリネズミ状態。
だから誰も友達もいなかったのですよ。
唯一心を開いていたのは先輩のみ・・・
春海さんとの交流を経て色々ほぐれたんでしょうねぇ。
ほんと春海さん素敵な女性です。
私も将来あんなおばあちゃんになりたいなぁ。
当て馬・・・とは違う気もするんだけど向井さんという早見さんの先輩が居るのです。
思いっきり無視してここまで書いちゃいましたけど。(笑)
コヤツがそりゃもうあれこれ亨に厳しいのです。
亨が素直だからからかって面白がってると早見さんは言うけれどねぇ。
かな~り辛辣ですのよ向井さんったら。
でもそのおかげで亨にますます肩入れしちゃうんですけどね!!!!!
椎崎さんのお話を他を読んだことがないのでわからないのですけど・・・
えちはほとんどないです。
本編で1回のみ。
しかも朝チュンに限りなく近い。
ここまで引っ張ったんだからもっとあってもいいような気もしますが、あとがきも宣伝もないくらい351ページぎっしりなのです。
そう思うと・・・うん、エロは薄くてもいいかなって。
なんだか一通り買い揃えて一気読みしたいです。
この情熱が熱いうちに。(笑)
気が付くと違う祭り・・・始まっちゃうんだもんな~私ってば。
こうして未読の山が増えていくのね・・・
確か昨日は懐古主義になると書いていたのに。(笑)
でも。。。すごくよかったな~このお話。
何度でも読みかえしたくなる1冊です!!!!
ちなみに脳内変換だと~。
亨にはノジかなぁ~。イジイジではないけどグルグルしてるし攻撃的になってる時もあるんですよね。
早見さんには森川さん。あの張りは少なめ甘低音で「~しなさい」 うっわ~萌える・・・
向井さんには坪井さんで。
あの嫌味たらしさと早見さんの恋人なのかも???と思わせる妙な艶は坪井さんかなって。
2枚組くらいでがっつり聞きたいな~。
ちょっと地味かもしれないけどさ・・・
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