探しててやっと発見しましたvv
ビブロスなのは切ない限りですけど・・・
星野リリィさんのコミックスです。
6つの短編からできあがってる本なのですけど、表題作の「ハレムでひとり」はそのまんまなお話なわけですよ!!!
小さな王国のハレムに花菱という妾がいて。
純朴な花菱を王様も夢中で愛するあまり、王様は隣国に戦争を仕掛けどんどん大きな国の王様になりました。
ところが王様は戦争に勝ち国が豊かになるにつれ花菱を忘れてしまったのです。
あんなに愛した花菱を夜伽に召しても「やぁ初めての子だね?」と・・・
しかもそれが何度も何度も繰り返されるのでした。
ところがある日王様は戦争に負けてしまいました。
すべてをなくしすべての妾が出て行ったハレムでひとりだけ花菱が残っていたのです。
その花菱が2人の思い出を王様に差し出して・・・
なお話なのですけどもうもうもうっ!!!
切ない・・・そして泣けます!!!!!!!!!!!!!
基本的に私の主義はあらすじ&感想だけで結末書くのは好きじゃないんだけど、ここまで書いたらバレバレよね。(笑)
でもこのお話は結末知ってたって全然かまわないと思うのです。
だって絵本でおとぎ話を読んでる気分だから。
っして何回も読み直しては同じように泣いてしまう進歩のない私です。
他に「夜のサーカス」
これはちょっと難しくて・・・
でもなんだろサーカスの不思議空間っぷりは最強に表現されているかと。
動物愛好家の私はなんとなくサーカスは苦手なんですけど、でもなんだか不思議なサーカスな雰囲気は好きなんです。(笑)
あとピエロは怖くて苦手・・・
なのでサーカスって行ったことがなかったり。
今年は食わず嫌いはしない女2006実施中なだけに、今年亜チャレンジしてみるべきでしょうか・・・
「夜のみなそこ」
これも不思議なサーカスなお話。
昼はサーカス夜は娼館というドルセド・フィクスに第一王子と従者が訪れた。
お互い惹かれあうも立場上言い出せない2人にサーカスが見せる夢。
なお話なんですけど、これもまた切ない。
きっとハッピーエンド・・・だと信じたいけど、なんとも言いがたい辺りで終わってるのでこの余韻が素敵です。
「カナリアの冒険」
異形の歌姫「カナリア」は囚われの身。
自由になりたくていつも逃げ出すのだけど、やはりいtも失敗。
でもある日熱心にカナリアの元へ通うお客」・ジュノと逃亡中に出会う。
ジュノは店を出入り禁止にされながらもカナリアを逃がそうと・・・
まぁこれも予想通りの結末なんですが、やはりこれも絵本で御伽噺を読んでる感覚ですね~。
じんわり切なくて・・・
「満ちる肌」「潤む肌」
この2てゃ続き物で学園モノ。
今までもファンタジーなカンジが続いていただけに違和感アリアリ。(笑)
なのになんだ!!!この切なさは・・・
ああ、学園モノだって星野さんなら大好きだ・・・
今年に入って初めてほれ込んだマンガ家さんですねvv
だから大菊しちゃえ!!!(笑)
張り切って集めなくては!!!
- 星野 リリィ
- ハレムでひとり