これまた古い作品で・・・
古いのしか聞いていないわけではモチロンないんですけど、選んでいくとついつい。
これも名作ですね!!!
原作 吉原理恵子
ルシアン 森川智之
キラ 石田彰
帝王ルシアンと小姓だったキラとの物語。
誤解(不義密通の疑い)がもとで引き裂かれた2人。
ルシアンの怒りを恐れる余り口をつぐんだり、キラの失脚を狙って回りは誤解を解こうともせずにキラを見捨ててキラは国外追放に。
2年後に帰ってくるのだけど・・・
といったカンジで悲恋は悲恋。
最後は幸せ・・・なのかなぁ。
色々切なくて涙なくしては読んだり聞いたりできませんです。
特に幸せだった頃はほんと幸せ満開なセリフ回しなんですよね。
そこからドロドロになってくるルシアン@森川さんの拷問っぷりやらキラへの言葉責め(攻めにあらず)はもう圧巻ですね。
そして誤解が解けて後悔していく様はもう泣けてきます。
一方のキラ@石田さんですが、美人声で。
追放になる前はブリ声でなんですが帰ってきたら見事一皮向けて、可愛がられるだけじゃない芯の強さの現れというか美人さんになってました。
拷問されてる時のいっそルシアンの手で殺されたい・・・と思って「愛しています!!!」(誤解された相手を)と叫ぶところはもう!!!!
すべてを許し受け入れる包容力っていうのか、諦めっていうのかが切ないばかりです。
せめて一目故郷の花を見てから・・・
って、ああ切ない。
これも初めて聞いたときは車の運転中だったんですが、泣きながら運転している私はさぞおかしな光景だったことでしょうね。
やはりシリアスな切ないお話は演技の上手い方だと感動も倍増です!!!
この話は原作からして大好きでたまらないんですが、CDも2枚組と満足なボリューム。
原作に忠実なので嬉しい限りです。
最近泣いてないなぁとか、感動してないなぁって言う時に私が聞く1枚です。