こんにちは、桜澤愛羅です!




皆さん、いかがお過ごしでしょうか?








早いもので子宮全摘の入院手術から1年経過しました

昨年2月頃子宮頸部異形成が発覚し、紹介状を持って転院し、転院先で約10年ぶりに以前お世話になった産婦人科主治医に再会、その日の外来当日に相談、入院手術予約をしたのですごくスムーズでした

手術決定後から手術をする直前までの2ヶ月半、桜澤は心の問題、葛藤との戦いでした




手術か温存か

診察時、主治医は温存を強く進めたが桜澤が是が非でも取ってほしいと懇願した

子宮を取ってスッキリしたい

月経が無くなったら楽だろう

酷い生理痛が無くなったら月経時数日寝込まなくてすむと思った

とにかく生理痛の痛みから解放されたかった

がんリスクを減らしたかった(異形成なので)

その気持ちで手術を決めたけど…




だんだん入院手術の日程が近づくにつれ手術が怖くなり不安で泣き続けた日もありました

万が一全身麻酔中に何か事故があり私の意思とは裏腹な状態や植物状態になったり死んでしまったら…

手術の後遺障害が残ったら…

色々考えてしまい不安が勝った…




エンディングノートも書いた

葬儀スタイルやPCパスワード帳の置き場所等必要事項はすぐ書けた

家族に伝えたいラストメッセージは泣きながら数日かかって書いた

エンディングノート書くのは本当に辛かった




娘には手術前日の入院当日、家を出発する時に自宅玄関で見送られた

桜澤は半泣きだった




入院翌日の手術当日、手術付き添いは主人のみ許された

術後、全身麻酔から覚めたのを確認したら主人は強制的に帰宅させられ入院中はコロナ規制で見舞いも出来ず退院まで私は家族に会えない…

国立系の病院だったので余計にコロナ緩和にシビアだった

入院手術は緩和されたとは言え、まだシビアな空気の…そんな時期だった




術後1人で目が覚めた直後自分がどうなってるのか分からず不安で…

口は酸素吸入されててびっくりしたし、何より怖かったのが声が出しづらくなっててそばに置かれてるナースコールボタンを押したくても始めは思うように力も入らずナースコールの丸ボタンが押せず、もどかしい時間が数分あり…その時間が長く感じた




麻酔から完全に覚めて…見回しても主人はもうそばに居なかった

記憶に無いが私は手術室を出た直後病室に戻るまでの間、麻酔から目を覚ましてたらしい…返事もしてたそうだ

それで主人は強制帰宅させられてた

でも手術室出てから目を覚まして主人や周りの人と話した記憶は未だに一切無い




主人は私にとってかけがえのない人で…辛い時等に居ないと桜澤は不安になる

結婚約24年(←当時)、今でも世間様よりはラブラブだと思ってる

外を歩いてもずっと手を繋いで(もしくは腕組んで)歩くし

主人が仕事に行くときはいってらしゃいのギューも毎日してます

そんな人と1週間離れるのはかなり精神的ダメージ大で…

入院中、桜澤が日々元気になっていくにつれ寂しさで気が狂いそうでした




たまらなくなって入院3日目夜消灯前、ナースコールして看護師さんに泣きついてしまった…

早く帰りたいと…

家族に会いたいと…




記憶になかったがその看護師さん、手術直前に手術室まで桜澤に付き添ってくれた看護師さんだった

主人や家族に会いたいとメソメソ泣いてる桜澤を見てその看護師さん、私達夫婦が羨ましいし、そんな結婚をしたい、桜澤さんは理想の夫婦像だと言われた

色んな人入院してきて病院で、産婦人科で色々な夫婦の様子を見てるのでちょっと見ただけでわかるんですよ…って言われた

言われた時ビックリしたのと意味がわからなかった




話を聞くと手術当日、手術室行きますよ…と言われてから主人は黙って手を差し伸べて私の手を握ってくれて私達はずっと手を繋いでて…

手術室前で手術の不安から私が泣き出してそんな私をすぐに抱きしめてくれた主人…

私達にはいつもの姿だが他人から見れば羨ましいと言われた

ずっと手を離さないのも抱きしめてたシーンもそう、凄く思いやってお互い支えて生きてるんだとすぐわかったと言われた




他人からそう言われ嬉しかった…

その年に結婚24年になると伝えると看護師さんカルテをちらっと見直して…桜澤の年齢を考えると普通より多分長い結婚年数だと思われたのか…びっくりされた


これがソト面ではなく私達の日常だということもだから主人がそばに居ないと自分のメンタルが悪化すると言うと本当に羨ましいと言われた




看護師さんから聞かされた話…これ本当に普通にいるそう…

手術終了まで待ってる間、病院を離れパチンコやコンビニに行って時間潰してもいいか尋ねたり(←これは日常茶飯事みたい)

なんで自分が手術中病院で嫁の手術が終わるまで居ないと行けないのか?と苦情を言い出すご主人

家で待ちたいと言って看護師がダメですと言っても病院から帰ろうとしてるご主人居たり…

手術室前までの付き添いさえ嫌がるご主人

手術するのにそもそも付き添わない人、付き添い拒否までいるらしい…

びっくり仰天エピソードが看護師さんから他にもどんどんぽんぽん出てくる




信じられん…

イレギュラー起こって手術内容変更の同意しなあかん時や何かあったらどうする?

呆れて開いた口が塞がらなかった

桜澤はうちの主人は絶対言わんセリフやわ〜って笑ったぐらい




主人は手術中、黙って忠犬ハチ公のように「待て」してイスに座ってるはず…と看護師さんに言うと

ナースステーションからその時居た看護師さん達、主人を見てたみたいで…

実際トイレ以外その場を離れなかったそう、トイレ行くのもナースステーションに一言声をかけて行ってたそう

ズバリ桜澤の言う通りだったので看護師さん笑ってた


なかなかじっと待つ人いませんよ~って言われた

それにしても家族が手術してる状況でほか行こうとする神経…考えれん…桜澤見解はそいつ等変人やわ〜

世の中変わった人や色んな人いるんだな〜って感じました




ようやく桜澤に笑顔が出て看護師さん、少し他の雑談してくれてトータル15分程で業務に戻っていった

その翌々日朝、治療する内容がもう無いと主治医に言われ予定より1日早く退院した

看護師さん、泣きついた夜〜翌朝に夜勤明け+次の日遅番だったそうでお世話になったお礼を直接言えなかった

遅番の日に桜澤、退院しちゃった

ナースステーションでお礼を言付けた

話ししてくれてすごく元気になった、ありがとうって直接お礼言いたかった

それが心残り…

病棟看護師さんなので桜澤、退院後は外来にしか行っておらずそれ以来会えなかった(病棟は入院患者関係者以外立ち入り禁止)




1年前のそんな思い出がふと思い出されました…

今年、結婚25年 銀婚式です

これからも理想の夫婦と思われるような仲の良い夫婦で居続けたいです

今日は、この辺で(@^^)/~~~