12月3日に開催された厚労省の厚生科学審議会ワクチン副反応検討部会にて、新型コロナワクチン接種後の死亡事例は1387件と報告され、前回11月12日報告分から28件増加した。

 接種後数時間で亡くなっている事例も頻発しているが、相変わらず、ワクチンと死亡との因果関係が認められた案件は無く、大半が「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない」とされた。

 今回も若い世代の急死例が目立ち、新たに10代1名、20代7名、30代5名の死亡報告があった。20代は死者計20名を超えた。コロナ感染ではほとんど亡くならない年齢であり、接種しなければと悔やまれる。

 以下に、今回の新規報告された主な死亡事例を抜粋、記録する。

 

■新規報告された主な死亡事例

接種日・

死亡日

死因等

22

1023

1026

接種後、発熱と倦怠感有り。接種3日後の朝には解熱。同日昼に帰宅した家族が室内で倒れているところを発見し、救急要請、死亡。死因不明。

26

117

1110

接種3日後の未明から朝方の間に急性循環器不全の疑い死亡。

23

1030

1031

接種後、頭痛、嘔気、体調不良を訴えていた。接種約13時間後意識、呼吸がないことから、救急要請。脳室内出血で死亡。

19

917

1014

接種約1か月後、浴槽内で心肺停止状態で発見され、救急要請。 体幹機能障害等あり。

28

1111

1116

接種後より、全身倦怠感、発熱の症状が出現したが、医療機関は受診せず。死因不明で死亡。

43

1022

1023

接種当日夕方に、電話で通話を確認されている。その後2日間連絡がつかず、接種3日後に亡くなっているところを発見。虚血性心疾患の疑い。

37

1022

1025

接種後、経過観察するも変わりなく帰宅した。接種後に38度の発熱が出現後、死亡。死因不明。

38

不明

接種翌日

基礎疾患がなくて、健康で、他の病歴もなし。接種2時間後に体が急に悪くなって翌日亡くなった。

56

1024

1026

接種翌朝38.9度、接種2日後朝38度発熱。夜帰宅時に体調不良を訴え、帰宅約10分後に意識がない状態で発見、救急搬送。くも膜下出血で死亡。

39

1122

1122

午前中、接種。同日16時頃に呼吸が悪いことに家族が気づき、救急要請。救急隊到着時心肺停止状態、死亡。

75

712

712

接種2時間後、患者が息をしていないとの連絡があった。当日死亡確認。

 

<会議資料リンク>

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00035.html

 

【関連情報】

■人口70万人の高知県で15人目のワクチン接種後死亡者発表
 一方、ワクチン副反応検討部会当日、高知県が以下のとおり、県内15人目の接種後死亡を発表した(コロナ感染死亡者累計は33名)。高知県は人口約70万人。全国人口換算だと2800人相当になる。

 50代が接種3日で死亡。たまたまで片付けていいのだろうか。

 

ワクチン接種後に1人死亡(高知)

 12月2日、県内で新型コロナウイルスの新たな感染確認の発表はなかった。感染確認ゼロは20日連続だ。

 一方、県は先月、ワクチン接種後に県内の男性1人が死亡したと発表した。

 県によると先月、県内の50代の男性がファイザー製の新型コロナワクチンを接種した後死亡したと発表した。接種との因果関係は不明だ。

 男性は、10月下旬に2回目の接種を受けその3日後に亡くなった。男性に基礎疾患があったかどうかはわかっていない。これで県内で先月末までにワクチン接種後に亡くなった人はあわせて15人になった。

<高知放送>