母さんが編んでくれた | タカンナオトシゴロ

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アマチュア劇団シーブの湯飲み茶碗「キアサマトモイ」がお送りする、私的詩的妄想マテリアルワールド!!





母さんが編んでくれた手袋は

親指と小指が

見分けのつかない大きさで

格好悪いって

僕は文句言いながら使ってた



なんでそんな事

思い出すんだろ?



あの頃の手のひらの大きさは

今の半分ほどだったっけなぁ?




お墓の前でたずねる



母さんは

今も

覚えていますか?