誰に育てられたわけでもなくて
ここに根を張った
何かを選ぶほど自由じゃなくて
ここに根を張った
強さも優しさも教えてくれる
誰かがいるわけでもなくて
でも君はそれを
不自由だとは決して口にはしない
誰かの傘があるわけでもなくて
ただ濡れそぼっている
叩きつける雨の重さのせいで
泣いてるいるよう
強く生きる為に守るべき物が
あると知ったら
君はいつものように
風に揺られるように
首を振るだろうか?
誰に知られる事のない花は
幸せじゃない
でも
不幸でもない
その生涯を精一杯生きるだけ
それが君に出来る事