大混戦の皐月賞

色々な予選を勝ち抜き、権利を取ってきた馬たちが競い合う。

皐月賞と同じコース、距離ではホープフル、京成杯、弥生賞。皐月賞とデータ的に相性の良いのは共同通信杯。有力馬は10頭くらいいると思われるが、4~5頭程度まで絞りたい。

◎レガレイラ

ホープフルからの休み明け、ルメール騎手からの乗り替わり、実績のない牝馬の挑戦など懸念材料はあるものの、ホープフルの強さ、最近の傾向として使い込むよりゆったりとしたローテーションが合う。母系はウインドインハーヘア一族で桜花賞を勝ったステレンボッシュの従兄弟にあたる。(後述アーバンシックも) 父スワーヴリチャードのファーストクロップだが、大旋風を巻き起こしていることはご承知の通り。76年ぶりの牝馬の優勝を期待。

〇シンエンペラー

凱旋門賞馬ソットサスの全弟。ホープフルSはレガレイラの2着。弥生賞で2着はいただけないし、矢作調教師の成長が今ひとつとのコメントがあるも、堅実さは一番。坂井瑠星騎手の手腕にも期待する。

▲メイショウタバル

前走毎日杯が強い勝ち方でタイムも抜群。中2週がどうかだが、最終週の中山の馬場は父ゴールドシップのこの馬には合うとみた。

△ジャスティンミラノ

2戦2勝と底を見せておらず、共同通信杯からのローテーションも良績あり。逆転候補の一頭。

△アーバンシック

スワーヴリチャード産駒、母系がウインドインハーヘアで、レガレイラのいとこで血統構成はほぼ同じ。二走目の百日草特別が強かった、京成杯は2着だが勝ち馬とは差のない競馬。穴候補。

△サンライズアース

2戦2勝、半兄はダートの強豪セラフィックコール。祖母はハルーワソングでその仔ハルーワスウィートからヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグランがいる一族。父レイデオロは2歳世代では期待外れと思われたが、3歳戦では今年すでに14勝。少し晩成気味なのかもしれない。本来はダービーでの穴馬だが、先物買いで穴に。

※危険な人気馬

コスモキュランダ

過去10年の皐月賞連対馬のキャリアは2~5戦。7戦のこの馬は対象外。弥生賞勝ちとモレイラで人気になると思われるが、ここは消し。キャリアを積んでいるということは、それだけ消耗しているということなので、これは重要なデータ。

ジャンタルマンタル

川田騎手でこれも人気になるが、マイラーとみて消し。父パレスマリスの産駒、ノーブルロジャーも千八の毎日杯で2着。この馬も千八の共同通信杯で2着。今度は距離が伸びての二千なので、敗戦コメントは「距離が長かった」になる。

 

馬券は難解だが◎〇の馬単・馬連を厚めにして、◎から▲△へ馬単・ワイド。三連複ならフォーメーションで絞って買いたい。