母、老人ホームへ | ポラリスの日記

ポラリスの日記

日常の私の中の記録。双極性障害と私。

 

一ヶ月も書いていない期間が開いていた。

 

忙しかった。仕事もプライベートも。

 

しんどかった。なかなかにしんどくて、泣きながら眠りについた日も多々あった。

 

 

 

半月ほど前、入退院を繰り返していた母が介護付き老人ホームに入所した。

 

入所できる施設を探すのはかなり時間がかかるものだと思っていたが、案の定すんなり決まった。

 

病院からのそのまま施設に。その時、今年の正月と1月下旬に会って以来の再会だった。

私は久しぶりに見る母の姿に目頭が熱くなった。

母はとても機嫌が良さそうだった。

父と弟と私が来たからだ。生憎、妹は仕事で来れなかった。

 

父の運転する車で施設に向かう道すがら、これが最後のドライブになりませんように、と祈った。

見慣れた高速道路からの景色。どんどん後ろに遠ざかって行く景色。

母の顔は明るかった。

父はどんな思いでハンドルを握っていたのか。

弟は、妹は。

私は。

 

施設に着き、入所にあたり説明を受けるのだが、新型コロナ対策のため玄関先に設置されたパーテーション付きのテーブルで色々と説明を受けた。

新型コロナが落ち着くまでは面会はおろか、外出も外泊もできないという。

憎きウイルスめ。

電話でしかやりとりができない。

直接会えない、顔が見れない。母の手を握れない。

母の手。

私の大好きな手。

おばあちゃんの手も好きだった。

私の手に似ている。

 

手続きを終え、父が私たちにラーメンをご馳走してくれた。

3人で黙々と食べた。美味しかった。

 

家に帰って、泣いた。

両親を想うと涙が溢れる。

 

ふたりはまだ生きている。

今のうちにできる範囲で、親孝行して生きたい。

 

大好きな両親へ。