スッタニパータという最も古いとされている仏経典。
内容が難しすぎたので調べたところ、
訳者の方が解説している動画を発見して感動しました。
わかるところはわかるのですが、
仏教にうとい私は、仏教用語が出てくるところはわからず苦戦しておりました。
でも訳者さんの解説、とってもわかりやすかったです。
私の出生年度に亡くなっていることを知り、
解説を残してくれて本当に感謝しております。
訳者の方いわく、
経典の中でも最も古いので、
ブッダの言葉により近く、わかりやすいものらしいです。
本の内容は、
ブッダに色々な人が悩み相談をして、
その悩みを解決することが毎回の流れになってます。
ブッダは覚った人ですが、
覚った目的が、輪廻転生からの脱却なので、
「覚りたいならこうしなさい」ということを伝えてます。
言うことはだいたい同じで、
執着を無くそう、怒りを抑えよう、質素に暮らしなさい、
悲しまないようにしなさい、という感じです。
最も心に響いたところは、
人は絶対死ぬことを強く伝える場面です。
「絶対死ぬから、悲しんでも苦しいだけだからやめなさい、
人が死んだら、自分の及ばないところに行ったとさとって、
悲しみを去りなさい。」と言ってます。だいぶ厳しめです。
でも、本当にそうだと思いました。
明日死んでもおかしくないけれど、
明日死ぬとは思わずに生きてます。
上司に不快を感じていたのですが、
私も上司もいつかは死ぬのだから、
何を思っても仕方ないなと前向きになれました。
ちょっと難しいですが、
かなり考え方が変化するきっかけになりました。
ブッダすごい。