フルートの基礎練習にとって欠かせない教本が
「タファネル・ゴーベール」
⇩これです!
ケーラーやアルテスなど、
教本の名前にはその作者の
名前がそのまま使われますが、
こちらは
フィリップ・ゴーベール
ポール・タファネル
の共作です。
2人ともフルートを学ぶ上では
欠かせない作曲家(音楽家)で、
1900年代初頭のフランスで
作曲家や指揮者、そして教育者として
活躍していました!
この基礎練習本は私も中学生の頃から行っていて、
今でも日々の練習はチェックアップに使っています。
管楽器にとって一番必要なことは
息のコントロール
それは音が離れている「跳躍(ちょうやく)」でも、
一見指を速く回すだけに見えるところでも
どちらでも欠かせません。
こちらの教本では、
低い音から高い音まで
そして長調・単調の全ての音階を網羅しながら、
様々な音形やリズムのパターンで
練習の項目が展開されています!
全ての練習に通ずる大切なポイントを、
実際にフルートを吹きながら解説しました✨
すぐに練習に取り入れられるので
ぜひ試してみてくださいね♪
そういえば、
音大の1〜3年生の前期試験は、
なんとこちらのタファネル・ゴーベルでした笑
基礎練習が試験ってどうなの?
と思いながら、試験前は出題範囲を必死に練習。。
(試験管の先生方も、40名近く基礎練習を聴くのは大変だったと想像します💦)
毎回試験はクリアしていましたが、
当時から先生に
「毎日やらないと(試験前だけでは)意味がないよ」
と言われていたことが、年々実感しています。
基礎練習はとにかく地味で
できるならすっ飛ばして曲を練習したいもの。
特にここ1ヶ月くらい、
私は基礎練習を強化してるのですが、
きちんと目的意識を持って音の細部までこだわったり
体の使い方の微細な変化を感じ取りながら取り組むと、
本番(緊張した状態)の時の安定感が増して、
緊張しながらも安心して吹けました。
地味〜なことこそ、コツコツ積み重ねると
本当の自分の力になる、と改めて思いました。
ちょっと手間で遠回りに感じることこそ、
上達や達成には欠かせないものです。
私自身もこれからも大切にしていきたいです✨