私は2歳からリトミックに通い、
小学1年生でピアノを始めました。
きっかけは、リトミック教室の先生が
「ピアノ始めてみない?」と
母に持ちかけてくれたことです。
そのお教室では、
リトミックのレッスン終了と入れかえに
ピアノレッスンがスタートしていました。
そのピアノレッスンの様子を横目に見ながら、
なんとなくいつも
「ピアノ難しそうだな〜。。」と思い、
自分には縁がないものだと思っていました笑
なので、先生からの一声は意外すぎて
ちゃんと続けられるか決心するのに
1週間くらいかかりました←
でもその時悩んで決めたことで、
ピアノが色んなものをもたらしてくれて
今に繋がっています。
*
私はピアノを始めるのも周りの子と
比べて少し遅かったので、
そんな子たちに早く追いつきたくて
とにかく最初は先生に言われたことを
お家で復習してからレッスンに
毎週行っていました。
(なかなかに真面目…笑)
「せっかくやるなら上手になりたい!」
という思いと同時に、
「うまくなるにはちゃんとやろう!」
という考えが強かったです。
学校の昼休みにクラスのオルガンで
弾いている子を見て
「隣のクラスのAちゃん、
ピアノ上手だなぁ・・。」
なんて思いながら来る日も来る日も
コツコツ練習する日々、、
学年が上がるに連れてやめる子もいれば、
合唱の伴奏に選ばれる子もいました。
4年生の時、
【卒業式で絶対に伴奏を弾く!】
と目標を掲げて、
さらに練習を頑張り、
ありがたいことにオーディションに合格して
晴れて卒業式で伴奏を弾くことができました✨
もちろん伴奏が弾けたこと自体も
嬉しかったのですが、
「積み重ねた今までの自分の努力が実った」
ことがさらに嬉しく、
このことは今でも、困難を乗り越えていく時の
心の支えとなっています。
*
そしてピアノをコツコツ頑張っていたことで
しっかりとした読譜力が身につき、
そのおかげでフルートを始めた時に
読譜力が色んな場面でいかされました。
ピアノで培った力を活かして
違う楽器をやったことで、
音楽の世界が広がったことは
自分にとってとても大きなことでした。
ピアノを通じてまず音楽と出会い、
努力することの大切さを学び
そこで培った力を他で活かすことができて
改めてピアノを頑張っていてよかったなぁ、
と日々思っています。
自分の中に一つでも
「これを頑張った」ということがあることは
大人になっても心の支えになります。
*
日頃のピアノレッスンでも、
「ピアノが好き!」「頑張りたい!」
という思いを持ちながら
自分なりに取り組む生徒さんを
心の底から応援しています。
『何か一つを頑張る』の中に
ピアノがあったらとても嬉しいですし、
例えピアノでなくても色んな力を培う幼少期に、
自分の好きなもので「頑張る」ことが
できるといいな、と思います。
自分の力で頑張って、積み上げたり
乗り越えてきたことは、
形を変えてもいつか必ず役に立ったり
自分を助けてくれます。
ピアノレッスンを通じて
そんな子が一人でも増えていくことを
心から願っています✨
♪演奏動画♪