ようやく春めいて来ましたね🌸✨
今日はエチュード(練習曲)について
少し掘り下げてお話ししていきたいと思います!
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まずエチュードとは練習曲のことで、
主に
○指を速く動かす
○息のコントロール
○フレーズ(歌い方)の練習
○曲想付け
を身に付けることができます。
演奏会で演奏する曲とは違い、
1つのテクニックに焦点を当ててあったり
演奏時間も短かったりします。
ピアノで一番有名なのは
「ショパンエチュード」で
その完成度や難易度の高さから
コンサートでも良く演奏されますね!
フルートのエチュードも
ショパンほどはいきませんが、
サロン用エチュードがあったり、
いくつかの練習曲を組み合わせて
コンサートで演奏されることもあります。
わたしもフルートを始めてからもれなく、
フルートの中ではとてもメジャーな
・ガリボルディ
・ケーラー
・アンデルセン
・フェルステナウ
などのエチュードに取り組みました。
当時は先生に言われるがまま、
ガムシャラに取り組んでいたのですが、
こうして今、
指導する立場になって改めて
エチュードの必要性ややることによって
身に付く力を再認識しています。
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やはり曲と比べるとどこかお勉強チックで
「なかなかできなくて嫌だなぁ」と
言う点をポイントをついてくるエチュード。
ですが、その積み重ねがあるからこそ
曲の中でテクニックが活かされ
さらに表情豊かに演奏することができます。
例えば管楽器が苦手とする
『跳躍(音と音の間の距離)』ですが、
この跳躍の幅が増えれば増えるほど
息や唇のコントロールが必要なのです。
そしてエチュードにその練習が必ず出て来ます。
最初は苦戦していた生徒さんも、
いくつかそういったエチュードに取り組むことで
少しずつできるようになって来ています。
また、短いながらもその中で
曲想の変化をつけることが求められる曲では、
わたしと一緒にその曲の構成を
理解して行くことで、
そのエチュードだけではなく大きな曲になったときにも同じように構成を紐解いていって表情の違いを感じ取りながら
演奏することができるようになりました!
一言にエチュードといってもそのレベルは様々で、
その時のレベルにあったものを
少しずつ取り組むことで
確実にテクニックや表現力が身についていきます。
一見こういったことは少しめんどくさくて
そんなのはすっ飛ばして
吹いていて心地よい名曲や
フルートの作品を吹きたくなってしまうのですが、
(早く大きな曲が吹きたくなる気持ちも良くわかります…笑)
そこは一度踏ん張って
エチュードに取り組むことで、
今までなかなかできなかったことが
割とスルってできるようになる
確率が上がったりします✨
やはり昔から受け継がれる教則本は、
それだけ意味のあるものということを
最近さらに思ったので
今回はエチュードについて
お話しさせていただきました!
練習の参考になれば幸いです♪
●わたしが取り組んだエチュードたち●
左から、
・ケーラー/35の練習曲作品33 1巻・2巻
・アンデルセン/24の練習曲作品21
・フェルステナウ/24の練習曲(音の花束)作品125
♪演奏動画♪