介護支援専門員=ケアマネジャーの再研修が始まりました。
相変わらずの多量の教科書。
なんと手提げバッグ入りになっていました。
総重量2.5kgです。
前回の更新研修の時は、現役ケアマネばかりでの研修だったので、今回も同様かと思っていました。
でも仕事をしていない再研修は、昨年末の試験に合格した人対象でした。
なので周りはほとんど、ケアマネの卵です。
そのせいか、更新研修の時よりもみなさん真剣に聞いてる気がしました。
1日目は、6時間ずっと講演です。
席もぎっしりで、狭い場所でひたすら話しを聞くという忍耐修行です。
午前中は話しの面白さもあり前のめりで聞いていましたが、午後からはどうしてもだるくて。
それでも平成24年からの制度改正については(もちろん)知らないことばかりで、やはり仕事復帰前には再勉強しっかりしないといけないなあと気持ちが引き締まりました。
午前中は、人権についての講演でした。
講演者自身が部落出身者で、自身の差別体験を話されました。
部落差別があるとは知っていても、私自身は普段気にすることなく、またそう言った環境があるとも感じず暮らしてきました。
小学校の道徳の時間に、部落差別についての授業がありましたが、今もその授業があると言うことは進歩していないのでしょうね。
以前、ケアマネ時に担当していたおばあちゃんの話しです。
その方は入浴ができずに困っていました。
ただ1時間程度なら座っていられたので、デイサービスでの入浴を提案していました。
でも、他の人に気を使いたくない、今さら知らない人と交流したくないと、デイサービスを拒否されました。
こちらも、一人一人で入浴できるところや、近所の顔なじみが通っているところを提案しましたが、なかなか了承してもらえません。
訪問入浴という方法もありましたが、本人が寝たきりでないことや同居家族の時間を作るために、できればデイサービスをと思っていました。
なかなか入浴方法が決まらないでいると、家族の方から言われました。
「おばあちゃん、部落の人と同じお風呂に入るのがいややねん。
やっぱりほら、気持ち悪いからなあ。」
もう想像もしなかった理由にガーーンと頭を撃たれた気持ちでした。
そういう地区があることは知ってましたが、その理由に気が付かなかった自分が恥ずかしくなりました。
その方は、心遣いをされるとても優しいおばあちゃんです。
家族もいつも私を気遣ってくださる人たちでした。
言ってくれなければ、ずっと真実には気が付かなかったでしょう。
もちろん差別はよくないと思っています。無くすべき事柄です。
でも、すでに80年以上生きてこられたその方に
「差別をしてはいけない、同じ人間だ」
と説得し受け入れてもらうのは、介護支援者としては禁忌です。
結局、訪問入浴を利用するとなりました。
差別はいけないこと。
でも昔の人にとって、それは身の回りに有った当たり前の感情。
その人の性格とはまた違ったところで植えられた感情。
それを間違っていると否定するのは、その人の尊厳をおかすことにも繋がる気がします。
(差別という感情が独立して存在する訳ではないと思うので)
でも人権は守るべきもの。
どちらも比例して重きをおけるものとずっと思っていました。
やはり介護は難しいですね。
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