息子が学校の授業でLGBTQ+について学んだ日、自分は少数派に属するのかもしれないと教えてくれた。



突然のカミングアウトになんで驚かなかったかって言うと、あまりにも自然に自分のセクシャルについて打ち明ける息子の顔がイキイキとしてたから。



今までずっと違和感を感じていたのに自分が何者なのか分からなかった訳だから、息子にとって分類されたカテゴリーの中に自分を見付けられる事が出来て嬉しかったんだと思う。



ただ、息子にとって問題なのは私を初め、周りにはマジョリティと呼ばれる人間しかいない。

孤独や不安は消えないし、自分の性に対する否定も止まらない。自己否定すればするほど愛に飢えて毎日しんどくなって我慢の限界で、昨日とうとう絶望の淵まで追いやられてしまったんです。



そこで以前、市の団体から直接情報を得られる機会がないかと調べていたらLGBTQについての講演会が行われる事を知って、前日である昨日、それを思い出して急いで申し込みました。



私は当事者ではないし、知識も浅い。

知り合いにも当事者がいない。

ただ、絶対こんなに悩んでるのは息子だけじゃないはずだから当事者の話を聞くのが一番だと思ってたし、本当に参加して良かったと心から思う。

当事者の方から知識を与えてもらえる事が有難いし、息子と同じように悩んでる方、知識として知ろうとする方、色んなセクシャリティを持った方たちが身近にこんなにいるんだと感じられて貴重な経験となりました。



私も母親としての気持ちを息子や当事者の皆さんの前で話せた事も大きかったな。

お互い話して、聞いて、温かく包み込んで。

なんて素敵な場所なんだろうと感動しました。



息子の気持ちもかなり変わって、講演会が終わった後も長い事熱く語ってたし当事者の方からかなり刺激をもらったようで自己理解も深まって少しは肩の荷が降りたと思う。



交流会というものが定期的に開かれてるようで、次回も参加しようと息子と話しました。