21日、早稲田のTokyo Concerts Lab.にて調理場のレビューを聴く。

守屋紗弥Tp、春田傑Cl、古賀朝也Fa、城野聖良Vn、高木優帆Vc、渡辺友梨香Pfの面々。

 

トランペットの守屋さんがタイトル曲をどうしても演奏したくて皆に集まってもらったみたいです。

ベートーヴェン/クラリネットとファゴットのための二重奏曲作品27より3

楽しい曲です。

 

ラヴェル/ピアノ三重奏曲イ短調

学生時代からトリオを組んでいる面々。

ラヴェルらしい音がする、というかバスク地方の民謡でしょうか、いいですねえ。

グリッサンドやトレモロなどの様々な奏法が奏でられ、楽しかったです。

城野さん、聴くの三回目ですが上手です。

 

ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲4番変ロ長調Op.11

Cl,FgとPfでの演奏。初めて聴く組み合わせでしたが、管楽器だと明るく楽しく感じます。

 

B.マルティヌー/調理場のレビューOp161

守屋さんが登場し、全員で演奏。俳優とダンサーが演じる台所道具のラブコメディだそうです。

一言でいえば鍋と鍋蓋の婚約に始まり、鍋蓋が落ちて不在の間に浮気、住人が拾い上げて元のさやに納まり歓喜の踊り、といった内容を10の場面に分けて演奏。ジャズっぽかったりタンゴ、2ビートなど、悲喜こもごもに演奏され、とても楽しい曲。

演奏される機会がなく、芸大の同期や友人と演奏できて、守屋さんも他のメンバーも楽しそう。客席も大変盛り上がりました。

 

プログラムも変わっていて、奏者たちの赤ちゃんや子供時代の写真が掲載され、プロフィールも子供時代や今に至るまでの面白いエピソード満載で、とても満足な演奏会でした。