沖縄は、観光として輝き…人が入ってくる場所であり,日本で初めて地上戦になって…人が去っていった場所。二つの対称なものを、自分なりに感じて掴みとれるのかと思っていた。
一、二日目は、ハッチャケ♪初めての飛行機に、初めての沖縄。タクシー研修で行った、美ら海水族館には、ヒトデ・ナマコがさわれるタッチプールがあった。小学校低学年に戻った気分で、ベタベタと触りまくり、ヒトデをひっくり返して遊んだ。ヒトデ!!ごめんね。二日目の夕食後、エレベーターを待っていると、三線の音色が私を呼んでいる!?弾いていたのは、写真館のおじちゃん。とても仲良くなって…三線を弾かせてもらい、また昔は三線で気持ちを伝えていたということを教えてもらった。沖縄ってマッタリとしててステキだなと思った。
三日目から、戦争について考えさせられた。再現の映画は悲しかったし、泣けたけど…映画は“作られたモノ”。だから、実際に現に体験した人の話は、映像がなくても想像や言葉や声や心のさけびが伝わってきて、胸が苦しくなった。後はかってに涙が出てくるだけ。自分と同じ年頃の子が、戦争に駆り出され、無惨な一生を終えていった。どんな気持ちで、何を考えながら死んでいったのだろうか。アメリカ軍の攻撃はひどいものだったけど、本土の人が沖縄民に対してとった行動や言った言葉の方がひどいものだったと…遠まわしに私たちに訴えていた。そのことにも悲しくなってしまった。
沖縄に行ってよかったと思う。今までの修学旅行とは違って、楽しいだけでは無かったから。




1945年3月23日沖縄戦始まり
1945年6月23日沖縄戦終わり

…24時間…爆弾はずっと落ちていた…
…目の前での…友達の死…
…お国のために…
…きっと、助けが来る…そう思い続けていた沖縄の人達…
…見捨てられた…
…捕虜となるなら自決…残酷な最期





…今…知られているのは…全てでは無い…
…自分の国の悪い印象を与えるコトを…国はちゃんと伝えていない……これでいいんですか!??
戦争を無くそうと言うのだったら、全てを言うべきだと私は思います。