忘れる ということより
覚える ということが
多い幼少の頃は
大人の「忘れた」に
違和感と恐怖が
わくような気がする。
フレンチトーストや
ホットケーキ。
半年ぶりくらいに
作ってとお願いしたら
味の分量を忘れた
って言われて
意味がわからなかったし、
お母さんの姿をした
宇宙人なんじゃないか
ってしばらく
疑いの目を持ちながら
生活していた。
幽霊とかの怖い番組を
観た後に
お風呂やトイレや
眠るのが怖くて
どうしたら
怖いのがなくなるのか
と考えた。
大変に
恥ずかしい思いをした後
しばらくの間
思い出しては苦しくなっていて
どうしたら
苦しくなくなるのか
と考えた 。
出した答えは
忘れる ということだった。
時間がもっといっぱい経って
怖いのや苦しいの
忘れろ忘れろって
ずっと願ったりしていた。
忘れる ことが
容易になった今、
私が覚えていたいもの。
今をしっかり覚えていたい
って熱心に思うけど、
覚えていたいというよりは、
今に居たいと言う方が正しいのだと思う。
脳みそは偉大。