札幌のスガイディノスで上映している「モリのいる場所」を見てきました。山崎努と樹木希林のファンとしては是非にと、しばし悠久の流れを楽しんできました。劇中流れる音楽もモリのいる場所(家の庭)にある木々や虫たちに共鳴するような、まるで森の中にいるような旋律でした。どこかで聞いたようなこの音は何だろうと不思議に感じていましたが、そうだ、よく聞く「ムックリ」だと気が付きました。それもとても高度な技術をもってする演奏です。誰がムックリを演奏しているのだろう、とずっと気になり帰りにパンフレットを購入しましたがどこにも「ムックリ」の表記がありません。私の聞き間違いで「ムックリ」ではなかったんだろうか、と思いながら、でも絶対「ムックリ」だと確信しているのですがどなたかご存知の方教えてください。

 

北海道は道をあげて「イランカラプテキャンペーン」をやっています。新聞やテレビでも毎日何かしらの情報提供をし、”アイヌ文化を広めよう!””アイヌ文化に親しもう!”と様々なイベントや講演が行われています。2020年には白老に国立のアイヌ民族博物館ができ、東京オリンピックには多くのアイヌ民族が衣装を着て参加する、と伝え聞いています。そんな中でこの映画でアイヌの音楽に出会った、それもさり気なく、音だけの主張、ちょっと感動しました。