歌うように愛する喜びを伝えよう♪

こんにちは。井手愛美です。


人の話を最後まで聞く。

これが、なかなか難しい、、


最後まで。

最後まで。

最後まで。


楽しい話なら聞けるけど、

自分の興味のない話やくだらない噂話や

愚痴や不安を延々と聞くのは苦手。


そんなことありませんか?


はじめのうちは、
聞こう!って思えてるのに

聞いてるうちに、だんだんと…


それはこうしたらいいんじゃない?

こう思えば(こうすれば)いいよ

あなたが◯◯だからダメなのよ

そんなの大丈夫、気にしすぎー!!


っていう思いが出てしまう、言葉にしてしまう。


そういうとき、ありませんか?


私もね、いつもいつも
最後まで聞けるわけではないんです。

つい、言っちゃうときがある。

人の話が聞けないときは、自分の話を聞くとき。

これを知ってからは、
ずいぶんと聞けるようになってきたかな

聞けるときは聞いて、
聞けないときも、それなりに。


それでも、ここぞ!というときには、
『聞く』ができたらいいなぁと思います。

子どもに大事じゃない時期はないけれど、
例えば

卒・入シーズンなど
環境が大きく変化する時期です。


親も子も揺れる、卒・入時期にできること

年長さんが卒園を控えたこの時期。

私は日々の保育に加え、
卒園式という集大成の晴れの行事に向けて、
寝る間も惜しんで準備に追われていました。

一方で

もうすぐ手を離れる子ども達との時間を惜しむように、担任としてできることとして

子ども達の期待と不安を
たくさん聞いたことを思い出します。


印象に残っているエピソードを
いくつかお話ししますね。


あのね、小学校に行きたくない…

「小学校に行きたくない…」

Sちゃんが、そばにきてつぶやいたことがあって

私の記憶では、彼女は、
幼児クラスになってから登園渋りが見られてた。

担任が変わるたび、不安定になって、
親御さんもそれを気にされていたんだよね


現に私が担任してからも、
休み明けはなだめすかされて登園してたけどそれは保育園ではよくある光景。

送迎するおばあちゃんを労いながら
Sちゃんに声をかけつつ、
自分で折り合いをつけるのを待つ


ただ

保育園が嫌いなのではない、
ということは彼女を見ていればわかった

お母さんと一緒にいたい。

そんな気持ちが伝わってきたときには
黙って抱きしめたり…

そうすると自分でまた遊び出すんだよね。


彼女との日常のやりとりから、
小学校への期待と不安で揺れている様子から

ふと出た、「小学校に行きたくない」の一言に
内心ほっとしたんです。

がんばりすぎてるなー
いっぱい我慢してるんだな
心配かけないように無理してるんじゃないかな?って思ってたから。

彼女の言葉に私も一言返した

そうなんだ。

これだけ。

その途端、Sちゃんのおしゃべり爆発‼️


だってさ、いっぱい荷物持つの大変だし

◯◯ちゃんと会えなくなるし

先生とオセロできないし…

出てくる、出てくる、
行きたくない理由のオンパレード!


そっかー

うんうん

そうなんだね。

私は、たぶん何かをしながら
半分聞き流すように聞いてたんじゃないかな

保育園年長の最後の3ヶ月は
てんてこ舞いだから!笑

話を聞くために、
がっつり向き合っているとは言えない感じ

Sちゃんは、わーっ!!と話し終えて、
また遊び始めた。


それ以来、

「小学校に行きたくない」

とは言わなくなりました。


家族や友だちが、小学校入学を楽しみにしてくれていて、自分でも楽しみな気持ちもある。

だけど、なんだか、
よくわからない不安な気持ちもあったはずで
やっと言えたのかもしれない。

「小学校に行きたくない」

もし、その言葉に私の不安が反応していたら
きっと励ましたり、諭したり、質問責めしたりして

話を最後まで聞かずに、
行きたくない!って心の内をようやく話せた
彼女に追い討ちをかけていたかもしれないなー


よく聞く話の聞き方のポイントにも
子どもの話を最後まで聞く、とあります。


最後まで聞いて、
本当の気持ちが見えることもあるし

話してる本人も気持ちが整理されることもある。


「小学校に行きたくない」
って言っても、先生は最後まで聞いてくれる。

Sちゃんがこう感じたかはわからないけど

話し終えたときのカラッとした笑顔は
胸のつかえがとれたように見えて

私もほっとしたのでした。


保育園に遊びに来れば
先生とオセロできる?

うん、できるよ(*^^*)


どんな一日も、毎日がスペシャル♡