施設の利用者さんで、しゃべれない方がいます。
その方は、胃ろうといって
胃に管を通して、そこから栄養を入れていて
口からは食べることもできません。
入浴以外をほとんどベッドで過ごすことが多いです。
スタッフは、そんな利用者さんと
コミュニケーションがとれないので
つい、この人は何もわかっていない
と思いがちです。
他の利用者さんは、認知症の方が多いので
その方に対しても、その程度の認知能力だと
勘違いしてしまうことがあります。
でも、その方は、まったくボケておらず
スタッフの名前も憶えているし
ずっとベッドにいても
今日の日付をしっかり把握しています。
しゃべれないのに、なぜ理解しているとわかったのか。
同僚の言語聴覚士が努力して
その方が、指先で筆談されることがわかったのです。
ほんとにかすかな動きなので
私には解読できません。
でも、私でも、がんばって
〇×ぐらいは、読めるようになってきたので
コミュニケーションを、イエスノーの質問で行っています。
その方が、少しでも喜んでもらえるよう
近所で、季節を感じられる花が咲いたら
写真に撮って見せるようにしています。
すると、昨日、言語聴覚士から伝言で
「すいせんみたいです」
とのこと。
その方の自宅は、私の家の近所で
近くに、たくさんの水仙が咲く場所があります。
きっと、そこのことだ!と思って
今日、行ってみました。
まだまだ全然咲く気配もありません。
そらそうだよな。と少しがっかりしながら
近くのお店に立ち寄ると
きれいな水仙が売っていました。
しっかり買ってきて、写真に撮りました。
休み明けに、見ていただこうと思います。
楽しみ。
もちろん、たくさんの水仙が咲くころに
もう一度行って、写真を撮るのも楽しみです。
今日もありがとう。
