僕が まだ幼い時のこと 戦時中のこと 戦後のこと | ~愛の一行詩~

~愛の一行詩~

私も見知らぬ貴女に支えられて生きている

 僕には 2人の叔父がいた

ひとりは 召集され 陸軍兵士として 北方作戦に従事中

帰らぬ人となった

金鵄勲章頂いて 木箱には 砂が・・・入っていたと 祖母が言っていた

進級して 陸軍上等兵となった

もう ひとりの叔父は 生れつき 足が不自由だった

それを 悲観して 自決した

 僕の父は ノンキャリア でも 外地の市長だった

お蔭で シベリア送りは 免れた

ロシアの憲兵が 土足で逮捕しに来た

僕も収容所に入れられた 簡易な木製の2段ベットだった

実のない スープ バケツ入り それを飲んだ

僕は 生来 小児麻痺だった

引き揚げ船で 帰って来た

船のトイレ掃除を 父は やっていた

その後のことは 覚えていない 母の働きで 生き延びた

母の20歳の写真が1枚ある 美しい人だったが・・・心壊れると ものを投げた

今は 僕を待っている
 
だが もっと世の移り変わりを見てから 再会したい