黒髪の良く似合う少女が 本を読んでいます 黒髪が良く似合う少女が 月の光で 金子みすずの詩集を読んでいます みすずが生きた時代の月と 月は変わりなく みすずは ほんの わずか月の光をあびただけで もう充分よと 逝ってしまいました でも でも みずずは 言葉に姿を変えて生きていて 少女に なにやら語りかけて うん うんと少女の声が聞こえます