扉を開け 入って礼をする
数人の面接官が 一斉にその学生を見る
ひとことも 交わさないのに
全員の心が その学生にひきつけられる
毎年 何人かに出会う
容姿ではない 服装でもない 成績もほどほど
不思議な魅力を持っている 何故だろうと思う
私は その学生が
沢山苦悩することがあっても 人間とは 社会とはこのようなものと受止め
理想や希望を捨てないで ひたむきに生きているからだと思う
それが 体全体に あふれでるからだと思う
面接官全員が 議論するまでもなく 合格
それらの学生は 入社辞退を決してしない