今年のお正月、私は実家に帰り、自分の部屋の掃除をした。
押し入れの中から、私が小学生の頃に、書きためたマンガが出てきた。
支離滅裂なストーリーで、ひらがなだけのセリフ、たどたどしい絵で、「子供だなぁ~」と、ほほえましく読み返していた。
 
しかし、ひとつだけ目を見張るものがあった。
下手なのに、キャラクターひとりひとりに表情があり、感情がきちんと伝わってきたのだ。

えんぴつに100円の落書き帳だけで描いていた、あの頃のようなマンガが、今の自分に描けるのだろうか?
いや、描けない、なぜか描けない自信がある。

あの頃より、知識も経験も十分あるはずなのに。


今年は、いろいろと、考えさせられたお正月となった。








愛の世代ズ  たべ。