車がオーバーヒートする原因がすべて判明し修理をすれば良い箇所も明確になりました。
一番疑わしかったガスケット抜けも微妙に抜けていますが、
大きな原因は、液体ガスケット
液体ガスケットとは、エンジンを組み上げる時に、エンジンの密閉性をアップさせるために使用する液体状のガスケットで熱により固まると薄いゴム状のものになり密度が高くなります。
この液体ガスケットがエンジンを組み上げたときに必ずシリンダー内などにはみ出ますが、そのシリンダー内にはみ出たゴムが千切れ、エンジン内部の水路に詰まってしまったのがオーバーヒートの一番の原因でした。
皆さんが想像する水の通り道よりはるかに細いのです。
そこに液体ガスケットが詰まって水が通らないので、オーバーヒートしてたのです。
この水路を、水圧や空気圧などを掛けて綺麗に通る様にしましたが、なんと、2㎝×3㎝ほどの、液体ガスケットが固まったゴムが噴き出てきました、その御、オーバーヒートを起こすことも無く順調に走っていますが、初期的ですが、ガスケットの抜けた症状が出ていますので、ガスケットを交換するか?抜けた場所の修理が必要と判明しました。
今回の故障の症状が単なるガスケット抜けだけではなかったので、時間が掛かってしまいました。
水の流れが非常に悪かったのです。
その原因も解り、詰まっていた物を取り除けましたので、微妙なガスケット抜けの症状だけが明確に出ていますので、それを直すだけです。
直し方も色々な方法がります。
一度エンジンをばらして、液体ガスケット・紙のガスケット・メタルガスケットを使って組み上げる方法がありますので、どの品種のガスケットを使用するかでも、値段は変わってきます。
ディーラーと同じ方法の液体ガスケットか紙のガスケットなら部品代は安あがりですが、強度に問題が在ります。
ただ、シリンダーに歪が出ていなければ私でも修理できますので、出ていないことを願いながら修理を進めて行きます。