依頼者様宅へ5匹の野良猫がエサを求めて毎日来るとの事で、1匹はご自身が保護したそうですが、残りの4匹を引き取って欲しいとの依頼が来ました。
いきなり4匹もの引き取り依頼に応じる事は難しい話ですので、いままで5匹にエサを与えていたのになぜ1匹だけしか保護してあげないのか詳細をお聴きすると、金銭面で1匹飼育してあげるのが精一杯で残りの4匹は保護団体で引き取り里親様が見付かり譲渡するまで保護して欲しいとの身勝手な事ばかり仰られるので、保護団体が保護してもエサ代+医療費+猫の砂代等々、金銭が掛かるのは、同じですよと説明すると、
「保護団体は全て寄付で賄っているのでしょ」と呆れ返る様な返答が返って来ました。
依頼者は、保護団体に保護を依頼して良い事をした気分で自己満足の世界に浸れるかも知れませんが、保護団体は、運営資金の調達に頭を痛め、人馴れしていない野良猫のお世話をする結果に成ります。
私が依頼者に対して最後にアドバイスをしたのは、
「避妊去勢手術を施し地域猫にしてお世話をするだけなら、これまでと同じ様にエサを与えるだけで済みますよ」とのアドバイスに返って来た答えに驚愕しました。
「避妊去勢手術費を少しでも負担してくれるのですか?」
「なぜ私が負担する必要が在るのか?」お聴きすると
『保護活動を行うために寄付金を受け取っているのでしょ」
この人とは幾ら話をしても無駄だと思いましたので、
「勝手にご自信で支援を募って個人で活動してくださいね」と話を打ち切らさせて頂きました。
皆さんはご存知かと思われますが、愛の肉球会は野犬問題を解決するために、山口県県内へ施設を置かせて頂いた保護団体です。
その野犬問題が完全に決着が付いてないのに野良猫や地域猫にまで手を広げる事は出来ません。
これまで野良猫専門に保護活動を行っていた、保護団体が、野犬ビジネスに鞍替えしたせいで、野良猫問題が増えて来ているようです。
ハッキリ申し上げて周南緑地公園の野犬問題も支援金詐欺団体が野犬に餌を与え野犬を続け増やし続けた結果です。
その尻拭いをしてここまで野犬問題を解決してきました。
次は無責任にエサを与え続けた尻拭いまで持ち込まれても、愛の肉球会としては対応し切れません。
ご自身が蒔いた種は、ご自身で刈ってください。