通常、生き物の契約のキャンセルを一切受け付けないのが恒例と成っていると思いますが、

当会では、キャンセル理由などにもよりますが一応2週間は受け付けています。

ところが、2週間を過ぎてから、キャンセルを申し出られます、里親様がいます。

この様な場合は、譲渡契約日より2週間を経過した時点で、譲渡契約も完全締結し、里親様宅の子供に成ってしまっているので、引取りと云う事で、対応させて頂いております。

ではなぜ、そこまで対応をするのかですが、

私が常々言っています様に、愛の肉球会が一度でも携わった子は、最期まで見守って行くと決めているからです。

これまでも、『チョコ』君・『千手』君・『弥勒』ちゃんなどなど、成犬になっていても、引き取って第二の犬生を歩ませています。

自慢ではないですが、ここまで責任を持って譲渡している保護団体は皆無だと思います。

譲渡してしまえば、後の事は知らないでは、

ペットショップの売ってしまえば後の事まで知らないと同じです。

その様な保護団体が生体販売の禁止だなんてよく言えるものだと常々思っています。

それだと保護団体が譲渡した子を守る新たな保護団体が必用になります。

このタイミングいでこの記事を書いたのも理由があります。

いま、愛の肉球会でキャンセルか?引き取りかで上記の問題が起こっているからです。

理由を聞く限りでは、このままでは、迎えてくださいました里親様ご家族も不幸に成ってしまいそうですし、譲渡させて頂きました子も不孝に成ってしまいそうなので、今日緊急で引き取りに行きます。

私のこのプログを読み返してくだされば理解して頂けるかと思いますが、

運営がピンチの時以外支援金のお願いはしていませんし、会員の勧誘もした事等一度もございません。

これまでに譲渡させて頂きました里親様の数は500人以上です。

子の里親様に譲渡時に愛の肉球会の会員になって頂いていれば、年会費3,000円×500以上=年間1,500,000円以上の会費が入ってきている計算が成り立ちます。

愛の肉球会のひと月の運営費が30万円以上掛かりますが、約5か月分の運営費が賄える計算となります。

しかし愛の肉球会は、利益なんて一切求めていませんので、現状の様に、10年以上活動を続けていても未だに、借金を抱えている状況です。

 

最後に、キャンセルに付きまして弁護士からお聞きした法的見解を書いて起きます。

譲渡は販売とみなされないので、クーリングオフの対象には当てはまらない。

譲受者と譲渡者の両者が、譲渡契約書にサインした時点で、契約は締結し、所有権は譲受人へと移行して契約は終わりだそうです。

愛の肉球会が認めているキャンセルが可笑しいらしいです。

契約書にサインをした時点で、所有権は移行しているのに、キャンセルを認める方が可笑しいとの事です。

今後はキャンセルでは無く、引取りと言う言葉にした方が問題は無いそうです。

例えば、契約後2週間以内に引取り依頼が在った場合は、譲渡諸費用を引取り料に当て、返還義務が無いものとする方が、法的にはスッキリするらしいです。

2週間を過ぎての引取り依頼に対しては、通常と同じ引取り依頼として取り扱う事にすればなにも問題は起こらないとのアドバイスも頂いております。

今回は緊急を要しますので、引き取りに行きます。

里親様ご家族も、保護動物も絶対に幸せに成れる方法があれば良いのですが、そんな都合の良い方法なんて在りませんよね、そうなると不幸な子をゼロにするしか方法が在りませんよね。

不孝な野犬ゼロプロジェクトは、最善策の様な気がします。