私のお嫁さんの『チエ』ちゃんが1時間ほど前に虹の橋を渡ってしまいました、
余りにも突然の最期に、為す術もなく、呆然と看取ってあげるのが精一杯でした。
『チエ』ちゃんは愛の肉球会が始めて、周南健康福祉センターから引き出し救助致しました、野犬の成犬でした。
平成27年に『チエ』ちゃんと乳児7匹と一緒に引取り救助した子です。
子供達は、全頭無事に巣立って行きましたが、『チエ』ちゃんは後ろの右足が悪く、譲渡も難しいので、私が愛の肉球会より引き取った初めての子です。
当会が救助した時は、『チエ』ちゃんの推定年齢4歳~5歳くらいだと獣医さんに言われました。
流石に10年以上活動を続けていると画像も莫大な枚数と成り、肝心の『チエ』ちゃんの画像が見付かりませんが、
毎年、推定ですが『チエ』ちゃんのお誕生日会のケーキの画像が出てきました。
このケーキは、犬でも食べれますように、知り合いのケーキやさんが、塩分も糖分も控えめにして作ってもらっていました。
私が引き取った子達もみんなこの誕生会には参加させています。
犬も猫も無関係で仲良し家族です。
『チエ』ちゃんに関するエピソードは多過ぎて書ききれませんが、私の中では、楽しい想い出の1ページとして脳裏に焼きついています。
今日は、お届けも在りませんので、『チエ』ちゃんとゆっくり最後の日を過ごしたいと思います。
明日は、お届け譲渡のスケジュールが入っていますので、火葬は理事に任せる予定です。
『チエ』ちゃんが何故私のお嫁さんかのエピソードだけ書かせて頂きます。
当時は施設も狭く、育児に専念させる部屋を用意するのも難しい状況でしたので、私が寝ていた部屋で『チエ』ちゃんも乳児たちもフリーにして私も一緒に育児のお手伝いをしていたのですが、
育児中の野犬をでフリーにさせるのは危険過ぎると、獣医さん等から、アドバイスされましたが、私の直感的なもので、『チエ』ちゃんは絶対に大丈夫と確信していましたので、『チエ』ちゃんは当会で救助してからはいつもフリーで生活していました。
『チエ』ちゃんが施設で生活をはじめてからひと月後には、私が食事を始めると横に来てお座りをする様になり、その数日後には、私の布団に潜り込んできて横で寝るようになって仕舞いました。
私を『チエ』ちゃんが選んでくれたのでした。
それ以降、お嫁さんと呼んであげると喜んでくれるので、お嫁さんと呼ぶように成りました。
野犬の寿命は3年~5年と言われています。
中型犬の寿命は15年前後だったはずです。
『チエ』ちゃんは当会で救助してから11年目ですので、寿命は全うしてくれたと思いたいです。
容態が急変したので、心臓の病気かと思います。
今日は、保護っ子たちのお世話をするだけで、一日『チエ』ちゃんと過ごします。
この子だけは、私の残された寿命の半分をあげても、私より1日でも良いので長く生きていて欲しかったです。