もう怒りしか在りません

 

【野犬の命はゴミなのか】

 

これは、昨夜の出来事です。

【子犬を引き取って頂けませんか」?と21時過ぎに周南市の某会社から1本の電話が入りました。

直ぐにフロントライン・スプレーやキャリーケースを準備して会社に向かいました。

会社に到着し、現場へ案内して貰うと驚くべき現状が飛び込んで来ました。

そこに居た野犬(引き取り依頼のあった子犬?)の数が9匹も居ました。

大きさを見る限り生後4ヶ月は過ぎています。

流石に生後4ヶ月の子を9匹も保護するスペースも経費も在りません。

話をお聞きすると、今年のお正月には同じ場所に居て、母犬が一生懸命育てていたので会社の同僚数人で見守って居たとの事です。

ところが会社の上司に見付かってしまい保健所に連絡しろとお叱りを受けたそうで、保健所に渡して殺処分されるとかわいそうなので、引き取ってくれる保護団体を探し手当たり次第に連絡しお願いしているというのです。

ある団体からは、1匹50.000円で引き取りますと請求されたと、身勝手な事ばかり言い出したので、

恐らく妥当な金額ですよと、お金の内訳を説明させて頂きました。

畜犬登録料   3.000円

狂犬病予防接種 3.250円(集団予防接種の料金です)

ワクチン接種料 7.700円(山口県の動物病院での費用です)

去勢手術費   60.000円(山口県の動物病院での費用です)

これに、飼育代も掛かります。

 

生後3ヶ月を過ぎると里親様の挙手も激減します。

 

人間に対して攻撃性はあるのかお聞きすると撫で撫では出来るとてもおとなしい子達ですというので、

持って行ったキャリーが二つなので、先ずは二匹キャリーに入れてくださいとキャリーをお渡ししました。

すると捕まえに行った方が手を噛まれました。

当然です、野犬として育った子ですから、噛む事くらいは私は予測していました。

おとなしい子だと言う事でしたので、私としましては、自己責任でキャリーに入れて貰おうとしただけです。

生後3ヶ月を過ぎた子で、噛む子なら、譲渡出来るまでに成るのは、生後半年を過ぎると想われます。

生後半年の子を9匹も譲渡するのは非常に困難です。

そこで、引き取るに当り最低以下の事は済ませて下さいとお願いしました。

畜犬登録料   3.000円

狂犬病予防接種 3.250円(集団予防接種の料金です)

ワクチン接種料 7.700円(山口県の動物病院での費用です)

 

帰ってきた答えは、

「野犬にそんな多額な費用は掛けられません」でした。

 

最初に言っていた可哀想だから保健所には連絡できませんとの言葉は全て嘘で、ただの綺麗毎だけかと怒りが込み上げて来ました。

 

こんな人間に翻弄されている野犬が一番かわいそうです。

何が見守って来たのですか?

最後まで責任を持つ事が見守るという事でしょ。

 

ご自身が負担出来ない費用を全額保護団体に負担しろと言う事でしょうか?

 

この様な腐れ外道が居る限り不孝な犬は居なく成りませんよね。

 

最後は、保健所に引き取って頂くから結構ですと、捨て台詞を吐かれました。

この様な、ふざけた会社は、この子達を保健所に引き渡した時点で会社名は公表させて頂きます。

野犬はゴミ以下で1円の費用も掛ける値打ちも無い命なのか?

この依頼者の方がゴミ以下の人間です。