愛の肉球会が携わった飼い主様が絡んでいるので、書くべきか書かざるべきか悩みましたが、これもひとつの野犬ビジネスの闇ですので、思い切って書くことにしました。
上記の請求をされて来ました。飼い主様より、午前中にこの代金を支払うので、譲渡話は白紙に戻してとお金を持って訪問されましたので、受け取っていた領収書と引き換えに返金して頂きました。
まさかこの時は、次のような事が起きているとは想像もしていませんでした。
単純に譲渡せずに飼育するのかな?か考えていました。
その後16時過ぎに飼い主様が施設に飛び込んで来て、譲渡をお願いしたいと言ってきましたので、事情を聞く事にし、順を追って話をお聞きすると、周南犬(雑種の野犬)の子犬を1万円で買い取ってくれると言う団体が見付かったので、買い取って貰う話を進めていたと言うのです。
私も内容が知りたかったので、何も云わずに話をお聞きしていくと、最初は1万円で買い取るといった話から、血液検査と混合ワクチンの接種が済ませた子しか買い取れないと話が変わり、
これだと大損だと察した飼い主さんが電話にて話が違うと詰め寄ると、血液検査と混合ワクチンの接種の負担として3.000円負担しますと歩み寄ってきたそうです。
飼い主さんは、5分後に改めて買取をお願いするか電話をしますと切って費用の計算をされたそうです。
赤ちゃんが5匹生まれていますから、5匹かける13.000円ですから65.000円の収入です。
支出は離乳食代の35.000(5匹分)+混合ワクチン接種代7.000円+血液検査代3.500円と掛かりつけの動物病院から言われたそうです10.500円×(5匹分)=52.500円
これじゃどう考えても赤字だと考え電話で譲渡諸費用などの詳細を聞いたそうです。
譲渡諸費用(里親様に請求する費用)は愛の肉球会より高額だったそうです。(愛の肉球会では、現在30.000円の愛の肉基金をお願いしています)
13.000円で買い取って30.000円以上で譲渡するのですから、最低でも20.000円以上の儲けとなると考えこれこそが私が常々言っている野犬ビジネスだと実感したそうです。
色々と聞いていると検査の時点で病気の見付かった子は治療後でなければ買い取れないという事らしく治療費は飼い主さん負担だそうです。
この話をお聞きして私が真っ先に感じたのは、バイヤーが儲からないのに手伝うかと素直に感じました。
しかしよ~く思い起こすと、以前丸投げ譲渡をしていた個人ボラが血液検査+混合ワクチンの接種で経費は7千数百円だとプログに書いていた事を思い出しました。
13.000円から7.???円を差し引いた残りが儲けと成りますよね、
今回のケースの場合ですと、離乳食費が嵩んでいるので、赤字に成るわけです。
センターから引き出した子を、血液検査+混合ワクチンの接種を済ませて当日に譲渡してしまえば、一切の諸経費は必要在りませんから丸投げ譲渡で丸儲けです。
お金の流れが明確に成りましたので、プログに書く決断をしました。
私に対して野犬ビジネスに騙されたと云うので、
騙されてませんよ、どの様な形でもお金を受け取ったら騙された事に成りませんよと助言しておきました。
飼い主様曰く、愛の肉球会さんだと、諸経費(離乳食費)は全て負担してくださり、会で血液検査+混合ワクチンの接種まで負担してくださり、最終的に避妊手術費の補助金(2万円)まで出してくださるので、案して任せられますという事ですが、この度は依頼を白紙に戻したままお断りさせて頂きました。
理由は、避妊手術費の補助金をお渡ししても避妊手術を受けさせてあげてくれるか不安になったからです。
その代わりペットのおうちは保護活動者以外の方でも里親募集はできます(無償譲渡のみ)これを利用して飼い主自ら譲渡をすると言う事に成りました。
買取り団体は、周南健康福祉センターから救助したとインスタやXのSNSで頻繁に書かれている団体にアポを取っていったら簡単に見付かったとのことです。
飼い主さんは野犬ビジネスがここまで横行しているとは、思わなかったと反省しきりでした。
飼い主さんが里親募集される場合は、無償譲渡しか出来ませんので、血液検査+混合ワクチンの接種の必要も無いですから、離乳食費用だけが飼い主さんの負担となると思います。
飼い主さんも高い月謝を支払わされたとご立腹です。
【貪欲は必ず身を食う】と昔の人は言ったものですよね。
全ては、コロナウィルスで世の中が不安定になり生活が苦しくなったのが原因かと思います。
野犬ビジネスが横行し始めたのも、コロナウィルスが原因だと考えています。
ここまで物価の高騰が続き、給料が下がったら誰でもお金に目が眩んで当然かと思います。
「罪を憎んで人を憎まず」と云いますが、私は不幸な野犬を利用し、私利私欲を肥やす奴らだけは絶対に許しません。
恐るべき野犬ビジネスですね、ベルトコンベアー式だと儲かるシステムに驚きました。
野犬ビジネス団体はリスクを一切背負わないんですね、これに賛同しバイヤーを引き受けるボラには開いた口が塞がりません。