いま、山口県でお世話に成っております獣医さんは3名居る事は、このプログでも公表させて頂いておりますが、

山口県の野犬の実態を重々承知しておられます、獣医さんより現他の野犬に見合った保護方法に付いてアドバイスを頂きました。

年末で山口県内の獣医さんの忘年会(集まり)が在ったらしく、そこで色んな獣医さんのご意見も聞いて下さったそうで、

愛の肉球会の様に、全てのリスクを背負っては保護活動は続けていけないと言うことでした。

先ず始めに、野犬は何かしらのウィルスや細菌に感染していて当然

根拠は、人間でも、屋外から家に帰ったら、手洗い・うがいをしてウィルスや菌を除去するように、屋外にはそれだけ多くのウィルスや菌が飛び交っているのですから、感染していて当然と考えるのが普通だと言うことらしいです。

野犬の子犬は、最悪の環境で産まれ、最悪な環境下で育ったですから迎え入れるにはリスクしか無いとの事です。

そのリスクを全て保護団体が背負うのには無理しかない、

そんな無理をしていては、活動を続けて行くのがいずれ難しくなる。

愛の肉球会が求めているのは理想だと手厳しい意見を頂きました。

子犬で需要があるのは、生後2ヶ月齢くらいまでで、3ヶ月を過ぎてしまえば、需要が減り、譲渡が難しくなるリスクまで背負う事に成るので、野犬の子犬で、どんなウィルスや細菌に感染しているか解らないと言うリスクは里親様に背負ってもらうべきではとのアドバイスでした。

色々な意味で、48時間以上の健康管理後の譲渡は許されていると考えれば、その法令に従って活動をするのが一番良いのではと言う事らしいです。

 

現在の愛の肉球会が背負っているリスクは、

感染症・寄生虫・全ての、病気に関して発症するリスクです。

また健康管理期間の3週間を問題なく元気に過ぎれば、子犬が成長してしまい譲渡が難しく成ると言うリスクらしいです。

そんな事をやっていては経費も嵩むし、いつかはそのシワ寄せが来ますよとの事です。

 

後ひとつ、死に付いての問題です。

適切な医療に掛ければ子犬は死なないなんて、そんな獣医が山口県内に居るならお会いしたいし、噂にも聞いた事がないと、どの獣医だと大笑いに成っていたそうです。

死に付いては、医療従事者にとっては永遠の課題だそうです。

死なせる事の無い獣医が居れば、日本中から飼い主が受診に来て居るでしょうねとの事です。

現在の獣医学で解明されていない病気や治療法が存在してない病気もあるのに、適切な医療行為なんて出来なくて当然だと言っておられました。

 

獣医さんらが纏めて下さいました、ベストと思われる方法は、

動愛法を厳守し、それに愛の肉球会の独自のやり方として、

通常の血液検査に、貧血の項目をプラスし、混合ワクチンの接種を行い、

譲渡時に、注意事項として、バベシア症やパルボウィルス感染症の事を十分に説明し、譲渡後に感染症が発症した時に、手遅れに成らないように、症状等を説明するのが一番じゃないかとの事です。

感染症等のリスクを背負いたくない里親様に譲渡しない事を心掛けて活動を続けて欲しいとの事でした。

 

このアドバイスを念頭に入れて、役員総会の議題に掛ける予定です。

 

また、総会で決定しましたら、ご報告させて頂きます。

 

お世話に成っております、3名の獣医さんと西宮で主治医をしてくださっている獣医さんに一年の感謝のお礼を書かせて頂きます。

数多くの子達の命を救って頂きまして、本当に有難う御座います。

心より感謝しお礼を申し上げます。

愛の肉球会が活動を続けている限り、今後もバックアップ及び助言よろしくお願い致します。