2023/12/11に引き出し救助致しました『雪』ちゃんはパルボウィルスに感染していません。
ところが2023/12/11に防府市大字西浦で捕獲収容されました二組の4匹兄弟の内、愛の肉球会が救助した4匹(一組の兄妹から3匹・もう一組から1匹の全頭がパルボウィルスに感染していましたので、同じ場所で捕獲収容されていますので8匹共に感染していると考えるのが妥当だと思いますが、愛の肉球会が救助できなかった4匹は全て譲渡されています。
その譲渡先に連絡が付くところと付かない所が在るそうです。
連絡が付かないなんて譲渡先が在る事にビックリです。
パルボウィルス感染症の治療をして下さいました獣医さんからは、センターに連絡してあげるべき感染症と指導を受けています。
最悪感染してしまっている子は100%助ける事が出来ない感染症ですが、拡大を防ぐ努力の必要なウィルスだと考えています。
ペッショップで販売されている子でも、ペットショップに並ぶまでの流通過程でパルボに感染して亡くなる子が多いそうで
パルボに関してはペットショップでもブリーダーでも最善の注意を祓っているはずです。
感染率も高く、死亡率も高い非常に厄介なウィルスですから、要注意です。
パルボウィルスは自然の環境下でも1年は生き続ける事ができるウィルスです。
仮に愛の肉球会が救助した子以外の子が表でウンチを漏らしたと仮定すれば、1年近くおの場所でウィルスが生き続けているのです。
混合ワクチンを接種していない子がその場所の臭いを嗅いだり舐めたら感染してしまうのです。
これこそがパルボウィルスの怖いところです。
この4匹に付きましては、既にペットのおうちで里親募集されており里親様決定に成っている子も居ると情報を頂いております。
パルボウィルスに感染した子を譲渡しておいて譲渡諸費用を受け取るなんて最低な保護活動者ですよね。
やはり一定期間の健康管理は必要ですよね。
犬や猫の動物病院は、人間と違い24時間診て貰える緊急救命病院なんて地方に行くほどありませんので、発症した時間や曜日で、生死を分けてしまうのが現実です。
周南健康福祉センターでは年に1度くらいのペースでパルボウィルスに感染した子が見付かっていますので、対応は手馴れたものです。
譲渡を全て停止し、収容している子は全て愛護センターの本部に送致しセンター内を徹底消毒し、本部で検査を行い、感染していない子から順次センターに連れ戻し譲渡を再開しています。
愛の肉球会でも昨日は緊急で使用させていたケージやキャリーは速攻で消毒しましたが、今朝からは、保護部屋の床・全てのキャリーの消毒をしています。
今年はバベシア症に悩まされ、私の脳出血で大慌てし、年の瀬にパルボウィルスに振り回されています。