タイトルに関するご質問が多いので、回答させて頂きます。
皆様もご存知かと思いますが、動物病院は自由診療ですので、金額は決まっていません。
受信する時に、症状だけを伝えるのと、病気を特定して検査を受けるのとでは、検査内容も変わり検査費用も変わってきます。
バベシア症を例に取って説明させて頂きます。
先ずは採血し、貧血などを調べ、貧血が診られれば、バベシア原虫を電子顕微鏡で確認します。
それで、バベシア原虫が見付かればバベシア症と診断されます。
ガナゼックの在庫がある獣医さんの場合、ガナゼックを接種すると思います。
飲み薬を処方する獣医さんも居ます。
1回目を接種後24時間~48時間の間に2回目を接種して、症状が改善されれば治療は終わりです。
稀に2回目の接種を済ませても改善されない子も居ます。
その時は3回目の接種をするか、投薬に切り替えるか?獣医さんの判断によります。
通常(90%)は2回目の接種で改善されます。
この様に、獣医さん次第で治療法も変わってきますので、ガナゼックによる治療法を選択する獣医さんが多いと思いますので、その方法で説明をさせて頂きますと、
血液検査の費用が一番高額と成ります。
ガナゼックの接種費用は、3.000円前後が程度が平均的だと思います。
血液検査は、私の経験上5.000円~12.000円といった辺りが相場のようです。
血液検査×1=5.000円~12.000円
ガナゼックの接種×2=6.000円前後
バベシア症の検査と治療だけですと20.000円以下で済みます。
以前愛の肉球会が譲渡後にバベシア症が発症した時に、お見舞金として20.000円出していましたが、この基準で20.000円と金額を割り出していました。
この制度は、心無い里親様に悪用されたため廃止にしました。
悪用方を少しだけ書いておきます。
譲渡後2週間以内にバベシア症を発症した時に出すお見舞金ですが、発症もしていないのにバベシア症の検査を受けさせ
バベシア原虫が見付かったと見舞金を請求して来た里親様が多かったのです。
バベシア原虫に感染していても発症しない子も居るので、問題行動だと思います。
契約書にも発症した場合と明記されています。
発症もしていない子を自己責任で検査を受けさせバベシア原虫が見付かったから見舞金を頂戴じゃ意味が違うと判断し、
制度そのものを廃止にした次第です。
バベシア症の治療費の話に戻りますが、病院へ連れて行く前に、バベシア症の疑いがあるので、検査とガナゼックによる治療法を電話で伝え確認してから行く方が良いと思います。
飲み薬での治療ですと4週間ほど掛かりますので、薬代も高額になってきます。
検査は同じですが、
週に一度通院する必要が在りますから、再診の費用も掛かってきます。
ガナゼックは即効性のある治療法ですが、副反応というリスクが高いでしす。
飲み薬は副反応のリスクは少ないですが、改善されるまで時間は掛かりますので、バベシア症の危険に晒される事に成ります。費用も時間も掛かります。
後は獣医さんと相談して最後は決断するだけです。
多くの獣医さんはガナゼックによる治療法を薦めます。
飲み薬による治療法だと治療中に血小板が壊され亡くなる子も居るからです。
完全に血小板が壊された子には、治療法は在りません。
手遅れに成る前に治療をする必要があります。
参考になればと思い回答させて頂きました。