愛の肉球会では、病気の治療と診断は地元の獣医さんにお願いし、最終(譲渡前の診断)の健康診断は昔からの主治医にお願いしております。

やはりこれだけバベシア症に感染している子が次々と見付かれば細心の注意をして譲渡する以外、保護っ子の命を守れないと判断し、経費などは度外視し、命を最優先に考えた決断をしております。

無責任な譲渡をすれば、幾らでも経費を削減し、利益を出せると思いますが、命を最優先に考えた結果です。

治療を行った獣医さんと、健康診断を行った獣医さんが違う事に気付いた里親様から質問される事も多いですが、説明をさせて頂きますと直ぐに理解して頂けます。

それでも、命に絶対の保証を付けられないのが現実です。

 

動愛法によりますと、48時間の目視による健康管理を行った後は譲渡が出来ます。

センターから救助して来て48時間で死ぬ子なんて皆無に近いです。

なぜなら、センターで感染症が発症していなければ、48時間以内で亡くなる子なんて皆無だからです。

急死する子に多いのは細菌性腸炎です。

意外とウィルス性腸炎は治療する時間が在りますので、細菌性腸炎で急死する子が多かったです。

 

11月17日に周南健康福祉センターから救助して来ましたこの子達ですが、バベシア症の治療も終わっていますが、ドライフードを与えると未だに下痢が始まります。

劣悪な環境で育って来たために、消化器系が発育不良かと考えています。

検査をしても異常は一切在りません。

ドライフードは消化出来ないのだと思います。

離乳食に粉ミルクを振りかけて主食として与えています。

後はニュートリカルの高カロリー食で、栄養を補給し消化器系に負担を掛けずに栄養が取れるように徹底管理を行っています。

ドライフードを食べても体調を崩さなければ譲渡可能に成ると思います。

11月17日に救助した子ですよ、

未だにえさの管理が必要なんです。

48時間で譲渡なんて無責任です。

週齢の小さい子ほど里親様の挙手が挙がりますが、命のリスクを侵させてまで利益を優先したい野犬ビジネスの考えが理解できません。